台湾ショートトリップを終えて

2011/04/18


5泊6日の、台湾ショートトリップから帰ってきた。
初の子連れでの海外は今までとは勝手が違い、「こりゃ大変だ」と思うこともしばしば。
それでも、いっしょに異国を旅してみて、こんなにも楽しく刺激的で、
繰り返しの日常から脱して気分転換するのにもってこいの体験はほかにないと、そう思った。


海外デビューの地として選んだのは、台湾。
その中でもあまり移動をせずに楽しめそうな台北周辺に絞った。
まだ歩けない10カ月児の子どもと共に旅をするのに活躍したのが、エルゴベビーのベビーキャリア。
段差や路面のデコボコなど、道路の状況によってはベビーカーが使いづらいかもしれないということと、これまでの旅でも背中にバックパック、前にはサブバッグという前後サンドイッチ状態が常だったから、というのが決め手だった。
とはいえ、9kgの我が子を抱え、バックパックを背負っての移動は予想以上に重くて、膝にくる。
ベビーカーを持参しないなら、コロコロ転がせるキャリーバッグのほうが楽だっただろう。

設備の面ではどうだったか。
駅やデパート、観光名所の多目的トイレにはおむつ替え用のベビーシート、
座って待たせておけるベビーキープがあるし、
利用する機会はなかったが主要な駅には授乳スペースも用意されていて、ほぼ問題なし。
おむつや離乳食、その他ベビーグッズはスーパーや赤ちゃん用品専門店で売っているけれど、
日本製のものは少々割高なので、
短期の旅行ならある程度持参して、必要に応じて買い足すというのも手だろう。
また、朝食の定番メニューであるおかゆを取り分ける、バナナなどの果物を食べさせる、
といったことができるから、ある程度の月齢であればわざわざ準備しなくても済むかもしれない。
また、メニューには赤ちゃんに食べさせられるものがなかったが、リクエストしたらおかゆを出してくれたレストランもあった。
これなら同じ時間に、同じテーブルで食事を楽しめる。

台湾に決めて良かったことは多々あるけれど、子連れに親切というのがいちばんだった。
MRT(地下鉄)に乗れば、サッと立って席を譲ってくれる。
混雑していてドア付近に立っていたときは、近くにいた乗客が座っている人に譲るよう交渉してくれた。
これは本当にありがたかった。
オシャレな若者でも小学生ぐらいの男の子でも、もちろんおじさん、おばさんでも、皆さりげなく「どうぞ」と声をかけてくる。これは台湾の人のやさしさというより、常識としてすっかり身についているように感じた。
子どもと目が合えば声をかけたり、あやしたり、かわいがってくれるのもまたうれしい。
泣き出したらどうしよう、迷惑をかけないだろうかなど、公共の場では子連れは肩身が狭くなりがち。
でもそういうことを気にしなくてもいい雰囲気があるだけで、ぐっと気分が楽になる。

楽しいことばかりの一方で、日本の現状を痛感した出来事もあった。
入国時、日本人は放射能をチェックするゲートをくぐること、との注意書き。
何かを言われることもなく、あっさり通過しただけのほんの一瞬に過ぎなかったが、
妙に心にずしりときた。
それから、今月日本に行く予定だったが、両親に反対されて来日を諦めたという日本が好きという人にも会った。日本へ不安を抱いていることは予想できたし、当事者でなければ同じ対策をとっていただろう。
わかっているはずなのに、それでも言い知れぬやるせなさが残った。
でも街中には日本を応援するメッセージがあり、街の至るところで見かける日本食レストランには活気がある。日本人とわかると「こんにちは」「さよなら」「かわいい」と、知っている日本語を駆使して気軽に話しかけてくる。
台湾は本当に日本のことが好きなんだと、あたたかい気持ちになった。





最終日、松山空港へ向かう途中、使い慣れたMRT西門駅でハーモニカを吹くおじいさんに遭遇。
メロディーが映画のエンディングで流れる音楽のように思えて、もう旅が終わるんだとしんみりしてしまった。
台湾、楽しかった!
2011.4.16

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Join the discussion 7 Comments

  • akachi より:

    おかえり!かなちゃんとチビオトの写真いいな。
    今度ゆっくり話きかせてね。

  • ふうち より:

    われわれも今日夕に台湾を立ちます。
    旅の感想は、このエントリとほとんどおんなじかも(笑)。
    5歳も楽しんでたよ。

  • スミサト より:

    ■akachiさん
    ただいま。
    こちらこそ話をゆっくり聞かせてほしい!
    ぜひぜひ~。
    ■ふうちさん
    おかえりなさい!
    5歳ともなると、色々と感じるんでしょうねー。
    また色々チビオトが分かるようになったら再訪したいです!

  • まつき より:

    かなこ、母はたくましいね~!!
    9キロのチビオトくんと大きな荷物、肩こりは大丈夫かい?
    台湾は子連れに優しいんだ^^
    虹心の初海外はいつになるかなぁ。

  • かな子 より:

    ■まつき
    たくましく……なるつもりはないんだけど、なっちゃうんだろうね。
    肩は意外に平気だったけど、膝がきつかった。階段の上り降りがこたえた。
    台湾は子連れにもやさしいけど、大人の食欲とか買い物欲も満たしてくれるから、いい息抜きになると思うよ。

  • 福田 昌裕 より:

    はじめまして!
    お子さん連れの台湾、しかも10ヶ月の赤ちゃんを連れて!
    そのたくましさに感動いたしました(´∀`*)!

    僕も先日台湾に10日間程行ってまいりました。
    (台北駅周辺の安宿に潜伏しておりました)(笑)

    今後ブログに写真をアップしてゆきますので、宜しければ上記URLご覧ください。

  • スミサト より:

    ■福田さん
    ブログ拝見しました。
    先生をされているというだけあって、素晴らしい写真がたくさんですね。
    台湾の写真、引き続き楽しみにしています。