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カニャークマリから一気に北上してフランスの風情が漂うポンディシェリーへ、という行き方も考えたものの、この暑い時期にただひたすらバスに揺られるだけで1日が終わるなんて、苦行以外の何物でもない。
とくに急いでいるわけでもないんだし、だったら寄り道しながら目指そうか。
そこで、通り道にあるマドゥライとトリチーをさらっと散策。


マドゥライは人口100万人以上を有する大都市でありながら、有名なヒンズー寺院があることで年中巡礼者やツーリストが絶えない街。
人も車も往来が激しく、ぼやぼやしているとぶつかってしまいそうになる。
宿は街のとあるエリアに集中しているからすぐに見つかるさ、と安心しきっていたら、軒並み満室で断られてしまう。
いくら訪れる人が多いからと言ったって、こんなにたくさん宿があるのに満室ってなんか変だぞ。
理由を尋ねてみると、ちょうどお祭り期間中だからインド中から人が来る、とのこと。
ロンリープラネットをぱらぱらめくったら、確かにチトゥライ祭という神様の結婚を祝うかなり大きなお祭りがあるということは書かれていたが、詳しい日程にまでは触れていなかった。
その後あっちこっち聞いて回ったら、予算はちょっとオーバーしてしまうもののこの旅でいちばんの充実度を誇る宿を見つけたので、ようやくほっとため息を漏らす。
せっかくこの街に来たならやってみたい、と思ったのが洋服のオーダーメイド。
仕立屋の職人が多く集まるプトゥ・マンダパムというところに行けば、1着およそ1~2時間で仕上げてくれる。
また、ガンディーがまとっているカディという素朴な風合いの綿地を扱うお店もたくさんあるから、ここで生地を買って持ち込んで好きなデザインに仕上げてもらおう、と思っていたのだが……。
さまざまなお店を覗いてみたが、どうもイメージしているようなカディに出会えない。
ようやくこれだ、と思ったお店の生地は、残念ながら洋服に仕上げるより生地そのものを楽しみたかったので、結局オーダーメイドは叶わなかった。

昼間は中に入ることができず、立派な塔門を眺めるだけで終わっていたシュリー・ミーナクシー寺院へ、夜になってから改めて訪れる。
非常に大きな寺院なのでこれは見て回るのに結構時間が掛かりそうだと思っていたら、ヒンズー教徒以外は進入禁止、というエリアが多くてあまりがつんとインパクトを受けるようなものには出会えず。
ただ、祈る人たちを遠くから眺めて、厳かな雰囲気を味わうことができたからよかったのかな。

さて、期待していたチトゥライ祭だが、この日は打ち上げ花火が上がったぐらいでほかにお祭りらしい要素は見られなかった。
最終日にはそれはもうすごい盛り上がりらしいが、さすがにそれまで待つことはできないので、次の街へ移ることにした。
次にやってきたのは、トリチーという交通の要所となる街。
バスターミナルのすぐ目の前に宿がたくさんあるのは探す手間が省けてうれしいが、なにせひっきりなしにバスやら車やらが通るので、少々うるさいのが難点だ。
ここでもふたつ、訪れておいて損はないという寺院があるようなので、さっそく行ってみる。
バスに30分ほど揺られてやってきたのは、名前を覚えるのが大変なシュリー・ランガナタスワーミー寺院。
一の周壁、二の周壁、という風にいくつかの周壁を過ぎ、それ以降は土足禁止のためサンダルを預けていちばん奥へ向かってみると、やはりそこから先はヒンズー教徒のみの区域。
仕方ないので引き返すことにし、途中でVIEW POINTという手書きの案内を見つけたので料金を払って登ってみると、大して眺めのよろしくない風景が見えるだけでがっかり。
しかも、直射日光が屋上のアスファルトをあつあつに温めておいてくれたものだから裸足だとやけどしそうになるほど熱くて、とてもじゃないけれどまともに歩くことができずに大変だった。


バスターミナルへ戻る道すがらにあるロック・フォート寺院で途中下車。
その名の通り、大きな大きな岩の上に砦付きの寺が建っている。
遠目に見るとインパクト大のこの寺院のてっぺんへは、437段の階段を登って向かう。
ようやく外に出た、と思ったら寺院はまだその先の岩の上。
しかし、ここへ通じる階段がすごかった。


段差がばらばらというのは今までも何度か目にしたが、平衡がめちゃくちゃというのには恐れ入った。
とにかく登りづらくて、手すりがないと危険極まりない。
そしてようやく着いた! と喜んだのも束の間、やっぱりここもヒンズー教徒しか入れない……。
が、この高さから眺めるトリチーの街と、汗をかいた体にさわさわとやわらかく吹き付ける風が何よりのご褒美。

さあ、お目当ての街、ポンディシェリーまではもうすぐだ。
■ 要注意の宿 ■
トリチーではロンリープラネットに載っていたバスターミナル目の前のHOTEL MEEGAに宿泊。
「掃除している最中だけど、すぐ終わるからこの部屋でどう?」と見せられたのはとくによくもなく悪くもなく、という印象だけれど、1泊だけだからとここに決めた。
しかし、掃除が終わるまでランチに行くからバックパックを預かって欲しい、とお願いしても、なぜかロビーに放置しておけばいい、の一点張りで預かりを拒否。
ちょっと感じが悪いな、と思ってバックパックを担いで食事を済ませて戻ってきたら、掃除はどうしたの? というぐらい散らかったまま。
レセプションに連絡するとすぐに掃除人が部屋にやってきたものの、今度は「テレビのリモコンはこうやって使うんだよ」としばらくリモコン片手にテレビを見始める始末。
テレビはいいからとにかく早く片付けて、と注意したらようやくしぶしぶ掃除を始めて、最後にはなぜかニコニコ笑顔で握手を求めてきた。(チップが欲しかったから?)
これだけならちょっと気分が悪い、で済んだのに……。
いつものように荷物をしっかり施錠し、いろいろ悪印象なことが続いたので締めたときの番号を覚えて外出し、戻ってくると見事に番号が変わっていることに気がついた。
中身を確認すると何も盗られていなかったのでかちゃかちゃ触っただけで終わったのかもしれないけれど、とにかく腹立たしくて悔しい。
ということで、トリチーのHOTEL MEEGAは要注意。
ロンリープラネットにも報告をする予定です。

大きな地図で見る
2009.5.5-7 マドゥライ – トリチー / Madurai – Trichy

Join the discussion 4 Comments

  • ヤマダケン より:

    「中南米スイッチ」に出会ってから、

    いつも楽しんで見させてもらっています。

    いつも大当たり、とは限らない、

    旅ってほんと、そーですよね。

    でも人生も同じで、そーだからおもしろいんですよね。

    旅慣れているお二人だとは思いますが、

    くれぐれも気をつけて楽しい旅を続けてくださいね。

    これからも日記と写真、楽しみにしています。

  • スミサト より:

    ■ヤマダケンさん
    ブログを見ていただき、ありがとうございます。
    以前mixiで僕があしあとを残したんでしたよね。
    旅先で良いって感じるのは、運の部分もありますよね。
    いい人に出会うと街まで凄く良く感じてしまったり。
    このタイミングにこの場所っていうことが良かったり。
    人によってはマドゥライもトリチーも凄く良かった!っていう人もいるでしょうしね。
    引き続き、ブログをお楽しみいただければと思います。

  • ポンチのお父さん より:

    お二人さん
    追っかけ・・・で、バンコックまで到着しました。
    成田を出発したときに機内の乗客の約15%の人がマスクをしていました。ここバンコックの空港でマスクをしている人は3〜5%ほどです。
    bangalure行きのTGに乗るのには5時間待たなければいけません。ぶらぶらしていたらカップラーメンを売っていました。
    日本を出てまだ6時間ですから日本食が欲しいのではありませんが人が食べているのを見るとタイのカップラーメンをテストしてみたくなりますね。
    そちらでは新型インフルエンザはどうですか。
    私は年寄りなので新型インフルエンザの対象外です。
    お二人さんは若いのですから、新型インフルエンザにくれぐれも注意して旅をお続け下さい。

  • かな子 より:

    ■ポンチのお父さん
    近頃は日本も半袖でいいほどの陽気だとのことなので、バンコクに到着してもさほど暑いと感じることはないでしょうか。
    インドでは、だんだんインフルエンザ関連のニュースが少なくなっているような気がします。
    それより、ただいま全土で開催中の選挙のほうが、関心の的のようです。
    インド滞在、どうぞお気をつけて!

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