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4度目の子連れ海外の旅はインドネシアとシンガポールへ。

3歳8カ月になったチビオト、一年前に比べてはっきり自分の意思を示すようになった。
楽しいときにとびきりの笑顔で「たのしい~!」とはしゃぐ姿を見てよかったなあと思う反面、出かけるタイミングなのに気乗りしない場合はさあ大変。
いかに素晴らしい外出かをアピールするべく知恵を絞り出してプレゼンし、どうしてもダメな場合は日本から持参したお楽しみグッズを大放出、という過程を経てようやく出発するのである。
いったん外に出てしまえば、車窓に釘づけになったり気になったことを逐一報告してくれたり、結構楽しんでいるのだが。

また、今回は自分が外国にいる、ということをしっかり理解していたのがこれまで大きく異なるところ。
この半年ほどで国旗や世界地図に興味を持ったことと関係があるように思う。
日本との違いや旅という非日常のひとときを、チビオトなりに感じたのではないだろうか。
とはいえ帰国後すぐに感想を聞いてもこちらが期待するような反応は返ってこなくて、ずいぶん後になってから急に「あのときは……」と言い出すような気がする。
(前回の旅の後、半年ほど経ってから何の前触れもなく思い出を語ったことがあった)
もしかしたら何も言わないかもしれないし、あっさり忘れてしまうかもしれない。
でも、いいのだ。
家族揃って「いつもとは違うこと」を大いに楽しんで過ごす時間が持てたのだから。

どちらの国も子どもにやさしく接してくれて居心地がよかった。
子どもがのびのびできるのはもちろんだが、親もリラックスしてさまざまな場所へ連れていけて、子どもを介してコミュニケーションできて、短期間ながら満足度の高い旅だった。
バリで泊まったホテルの従業員は、チビオトを見かけるなり名前を呼びながら抱っこして激しく頬ずりをし、シンガポールの強面の入国審査官は大人の手続きの際には睨んでチェックだったのに、チビオトのパスポートを手にしたらニコッとして名前を呼んでフフッと笑いかけていた。

次のエントリーでは、今回の旅で印象的だったとある場所を紹介する予定。

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