6歳児に大人が好む音楽を聴かせ続けた結果…

2016/11/26
img_4259

音楽好きの両親のもとに生まれたからには、音楽に興味を持って欲しいと思っていた。

胎教はビートルズで、出産後もまずはビートルズから、と事あるごとに流したのだが、チビオトが気に入ったのは「イエローサブマリン」ぐらいで、あとはほぼ関心を示さず。
1~2歳代はノリの良いファンク系を好み、JBや在日ファンクをかけるとうれしそうにしていた。
あと星野源も好きで、喋り始めた頃に「げん」とリクエストされることがたびたびあった。
とはいえ、どのジャンルも童謡の魅力には叶わず、いちばんよく聴いたのは「ぞうさん」「かわいいかくれんぼ」など、昔から歌い継がれてきた子どもの定番ソングだった。
その後、3歳あたりからEテレを見るのが習慣化すると、番組内の楽曲に興味を示し、「2355/0655 ソングBest!」や「ピタゴラスイッチのうた」を聴くことが増えた。

そんなこんなで、ただいま6歳。
「ピアノタイル2」という音楽ゲームアプリにハマって一時期はクラシックに傾倒したり、テレビアニメのオープニング曲で耳にしたきゃりーぱみゅぱみゅも「楽しい~!」と言い出したり、ノージャンルながらも音楽が大好きに。
よし、それなら「ぜひ聴くべし!」という曲をセレクトして、日中よく流すようにしてみようかと思い立ったのが今年の9月。

そこでiTunesにたくさん入っている曲の中から、1時間半ほどの「今月の曲」というプレイリストを作り、毎日それをシャッフルでかけることにした。
ポップな曲のほうが好みなのはわかっていたが、いろいろなタイプの曲を盛り込んだ。
聴き流していいから、耳に馴染めばそのうち好きになるかも、と思いながら作ったプレイリストを毎日聴き続けた結果……!?

この3ヶ月間で一番好きになった曲は

「北京ダック」、9月のプレイリストにはの□□□(クチロロ)バージョンを、10月に細野晴臣の原曲を入れたところ、いまだに口ずさんでいる。
「横浜」という知っている地名から歌がスタートするのがよかったのかもしれない。

意外にも好きになった曲

Aguas de Março / Elis Regina & Tom Jobim
Fingerbib / Aphex Twin
Jessica / The Allman Brothers Band

500マイル / Leyona(原曲:Peter Paul & Mary)
戦場のメリークリスマス / 坂本龍一
Harder,Better,Faster,Stronger / Daft Punk

「ボク、この曲好き」と言って、親を喜ばせたのが「Aguas de Março」。
ブラジル音楽でいちばん好きな曲だったので、感慨もひとしおだった。
10月にElis Regina & Tom Jobimのデュエットを、11月にはJoao Gilbertoのバージョンを入れ、両方とも「いい」とのこと。

Daft Punkは「iDaft 2」というアプリも同時に使い、見事にハマった。
坂本龍一は、夏に甥っ子がピアノの発表会で演奏し、耳にしたこともあって「知ってる!」と好評だった。

こんな曲を歌うようになった

Hey Jude / The Beatles
Tristeza / Sergio Mendes & Brasil ’77
高気圧ガール / 山下達郎
あなたもロボットになれる / 坂本慎太郎・かもめ児童合唱団
スロウライダー / サニーデイ・サービス

FUNKYウーロン茶 / Super Butter Dog
We Will Rock You / Queen
元素紀行 / 相対性理論
Orphans / Cero
雨を見くびるな / キリンジ

「Hey Jude」はナ~ナーナー ナナナナ~、「Tristeza」はラララ~ラー ララララーララーラ~。
このフレーズをいっしょに歌えたらいいなと思って入れたところ、目論見どおりに。

「あなたもロボットになれる」は、かもめ児童合唱団のを聞かせて好きになり始めたところで、坂本慎太郎バージョンを追加。
イントロがかかると子どもバージョンか、おじさんバージョンか、と当てるのがお約束になった。

「スロウライダー」は鈍行列車、特急列車、貨物列車という歌詞があり、電車好きなチビオトの心をわしづかみに。

「FUNKYウーロン茶」は幼稚園で同じクラスの中国人の友達がきっかけで、「中国語で数字はイーアールサンスー、って言うんだよ」と話していたため、「イーアールファンキーウーロン茶」という歌がある、と教えて見事にヒットした。

「We Will Rock You」はテレビ番組で耳にしたことがあったので、すんなり受け入れることができた模様。

チビオトが今、いちばん好きなアーティスト

きっかけは、ストップモーションのことを話していたときに、KatachiのMVを見せたこと。
その細かさと展開、そして良質な音楽の虜になり、ついでに見せたPokerのMVも気に入って、連日ヘヴィローテーション。
それを面白がったチビオトの伯父(妻の兄)が新譜「Toss」をプレゼントしてくれたので、特別に、10月と11月の両方のプレイリストにまるごと入れた。
とくに「Lita Ruta」という曲は、すでに再生回数が40回以上と、いかに聴き込んでいるかがわかる。
曲を聴きながら「ここからが好き」と言うあたり、もはや聴き流すというより、流れをしっかり掴んで聴いているのだな、と感じさせる発言も飛び出してきて面白い。
このライブパフォーマンスは、次々に楽器を持ち替えるので見ていてとても楽しい、というのもポイントだ。

ほかに、ちょっと難しいかな、と思いつつ入れたチック・コリアチリー・ゴンザレスも含めて、「11月の曲は100%好きになったよ」と言うほどに。
そうはいっても、中にはほぼ無反応のものもある。
旬真っ只中のLike A Rolling Stone / Bob Dylanや、You Will Return / QuanticLOVE SPACE / 山下達郎など。

難解すぎる曲はさすがに遠慮しているが、予想以上に大人と同じ音楽を楽しめるようになっているのがとにかくうれしい。
しばらくは親がいいと思うものを、絞って聴かせてみることにしよう。
そして、来年トクマルシューゴが出演するフェスがあれば、家族で行きたいなと妄想する今日この頃。