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20年近く前に、カメラのなんたるかを学んだのがこのPENTAX MXというカメラだ。
大学生のアナログ遊びという程度にしか触っていなかったが、モノクロフィルムを入れて友人を撮るなどして楽しんでいた(こういうのもなんだか大学生っぽい!)。
モノ自体は約40年前のものだろう。
久しぶりに見てみると塗装の剥げ具合がいい感じになっている。
デジカメの多くは、経年劣化することで味わいが出るわけではないので、昔ながらのカメラの良さって本体の“味”も関係あるんだな、と思った。

興味深いことに、このカメラのデジタル版MX-1が一昨年発売されたのだが、ボディは真鍮製。
黒い塗装が剥げてくると真鍮の地金が見えてくるという。
デジタルというサイクルの早い製品に、長く使うための付加価値を加えたということか。
発売された時ときには、へぇ~、と流していたけれど、先日ライカからエイジング加工された「ライカM-Pセット “CORRESPONDENT” By Lenny Kravitz」というカメラが発表されたことからも、こういう流れが来ているかも!?と思わせられる。
ちなみにこのライカ、見た感じがいいなあと思って価格をチェックすると、351万円……。

それにしても、Lenny Kravitzは古い感じが未だに好きなんだなあ。
ならば音のほうも2nd、3rdアルバムのようなものを出してもらいたいところだが、はてさて。

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