Thailand days:バンコク乗り物大作戦

2017/01/13
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今回のタイの旅は、はっきり言って、行き当たりばったりだった。

いくつもの旅先候補が挙がったうち、タイ再々訪がいちばんいいのではと思いつつも、決め兼ねたまま時は過ぎ、途中でカリブ海クルーズの取材が舞い込んで計画は一時ストップ。
日本に戻ってきて、やっぱりタイにしようと決め、ようやく本腰を入れて準備を始めたのが出発3週間前の12月中旬頃。
飛行機のチケットを押さえ、ホテルの仮予約をし、ギリギリまでネットでなんだかんだ調べて、バタバタと旅立った。

そんなわけで、ほぼノープランでタイに到着してしまった。

さて、大都会バンコクで何をしよう……、と途方に暮れ、思いついたのが、公共交通機関に乗りまくるということだった。
電車だけでなく、バスもタクシーも大好きなチビオトも、これには「いいねえ!」と言ってくれた。
さあ、バンコク乗り物大作戦の始まりだ。

まずは1歳のときに訪れたワット・ポーに行くことにした。
トゥクトゥクを使ってもよかったのだが、前から気になっていた「スマホのアプリを使ってタクシーを手配する」というのをやってみた。

配車アプリで有名な「UBER(ウーバー)」を使おうと思っていたら、東南アジアでは「GRAB(グラブ)」というアプリの方が人気とのこと。
UBERは普通自動車免許と自家用車を持っていればドライバーになれるが、GRABの場合、実際のタクシードライバーであり、かつ審査を受けて通った人しか登録できないという違いがある。
使い方は簡単で、現地のSIMカードが入っているスマホで、自分のいる位置と目的地を入力すると自動的に運転手を探してくれる。
見つかると、ドライバーの顔写真と車のナンバー、おおよその利用料、到着までの時間と現在地が表示される。
この様子はチビオトにとって面白かったようで、「今この通りを走ってるね」「あと○分で着く!」とスマホを見ながら実況していた。
いつまで待てばいいかわからないととかく子どもは不機嫌になるが、タイムリミットがわかれば割と楽に待つことができるものだ。

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さて、ディスプレイには到着の表示が出ているが、車が見当たらない。
はて……と思っていたら電話がかかってきて、道路の反対側に停止しているという。
自分たちの待っていた場所が車が停められない場所だったらしい。
直接ドライバーとやり取りできるから、予約をすっぽかされるということもなさそうだ。

車の外観はバンコク市内でよく見かけるタクシーと同じ。ひとつ違うのは、GRABのステッカーが貼ってあることだ。
ほどなくしてワット・ポーに到着。
ドライバーの持っているスマホに料金と手数料(20バーツ)の合計金額が表示され、その額を支払えばOK。明朗会計である。と同時に、こちらのスマホに領収書がメールで送られてきた。

値段交渉不要、メーター使用のお願いをする必要もなく、遠回りされる心配がないからとても安心だ。
ただ、バンコクのような都会だと、朝夕のラッシュといった限られた時間でない限り、流しのタクシーはいくらでも捕まえられる。実際、GRABのタクシーを待っている間に何台もの空車のタクシーが通り過ぎていった。
どちらか一方だけに偏らず、状況に応じて選ぶのがよさそうだが、ひとまずGRABは「いい!」ということで家族の意見が一致した。

車を降りるときに、写真OK?と聞くと快く応じてくれた。

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ワット・ポーを見て回ったら、チャオプラヤー川の両岸を行き来する渡し船で、対岸のワット・アルンへ。
たった2~3分のボートトリップだから、船酔いする暇もなく到着する。

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「もっといっぱい船に乗りたい!」とのリクエストを受けて、今度はチャオプラヤー・エクスプレス・ボートで川を南下することに。
乾期のはずなのに雨が降って少し肌寒いくらいだったが、川沿いの建物を眺めながらのシティクルーズを満喫し、BTSの駅に接続しているサートーンで下船した。

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鉄道好きファミリーとしては、電車もぜひ押さえておきたいところ。ということで、高架鉄道のBTS(スカイトレイン)にも乗車した。
やってきたのは、開業当初から使用されているドイツのシーメンス社製の車両。
(余談だが、日本だと広島電鉄の路面電車5000形や、京急2100形の通称ドレミファインバーターがシーメンス社製だ)
乗り鉄のチビオトにとって、車窓にドット状のシートが貼ってあり、風景が見づらいのは残念そうだったが、やはり電車は最高の動く娯楽となった。
ほかにバンコク市内を走っている、MRT(地下鉄)やエアポートレールリンク(高速鉄道)にも乗って、満足満足。

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タイに来たなら、忘れちゃいけないトゥクトゥク(三輪タクシー)で、一日を締める。
昼間もいいけれど、車体のネオンが怪しくきらめく夜に乗るのがお気に入り。

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乗り物に興味がある人限定かもしれないが、市民の足を駆使すれば一日たっぷり楽しめる、ということを実感したバンコク乗り物大作戦、これにて終了!

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旅の様子はinstagramでも更新中。