travle alarm clock

2014/08/04
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長らく使っていた壁掛け時計があった。
新品だがアンティーク風にデザインされたもので、遊びに来た人たちが口々に「あの時計、いいね」と褒めてくれる代物だった。
ただ、寒い時期によく止まるという困ったクセがあり、冬場は壁掛け時計を見た後、それが正確かどうかを確かめるために携帯を見なければいけなかった。
「今年もそんな季節になったんだなあ」と思いながら。
それが、暑くても動かない事態がたびたび発生するようになり、もはや我慢しながらのダブル時計使用体制も限界を迎えた。
修理をするか新たな時計を買うか、まだ決めきれてはいなかったが、一旦時計をはずしてどうするかじっくり考えることにした。

あれから数年。
いったいこの間に何をしていたのかと思わなくもないが、ムーブメントの交換について調べたり、気分一新で新たな時計を買おうかなという気になったり、さらにいいなと思う時計を見つけても部屋にマッチしないのではと悩んだり、どうせ新品を買うならチビオトが読めるように文字盤に数字が記してあるのがいいかもと迷ったりで、居間に壁掛け時計のない日々を、騙し騙し過ごしていた。
しかし、DIYに燃えて家のあちこちに手を入れているようになって、このままではダメだ!とようやく重い腰を上げることに。

購入する時計の条件として、以下のことを決めて探した。

  • 文字盤には数字が書かれている
  • 秒針もついている
  • 作動音が小さい
  • 古い我が家に合うデザイン

それからは古道具屋のサイトや、オークション、海外のサイトなどとにかくたくさんチェックしたが、夫婦で意見が一致するものが見つからない。
そのうち数字が読めるようになったチビオトが、ガス給湯器のリモコンについている時計で時刻をチェックするべく風呂場に見にいくようになり、もはやこだわりを貫き通している場合ではなくなってきた。
待てよ、別に壁掛け時計にこだわらなくてもいいんじゃないか……。

そうして辿り着いたのが、目覚まし時計の定番、BRAUNのtravel alarm clockである。
1995年に発売された商品の復刻版で、ライトやスヌーズといった目覚まし必須の機能はもちろんのこと、センサーに手をかざすとアラームが止まってスヌーズの状態になるという、あったらちょっぴりうれしい機能も備わっている。
世界中どこでも入手しやすい単3電池1本使用というのも「さすが、わかってる!」なポイントだし、電池の残量が少なくなると秒針が2秒間隔で動いて交換時期を知らせてくれるのもありがたい。
(余談だが、小型の目覚まし時計は単4やボタン電池使用というものが結構多い)
もちろん文字盤は数字。バッチリだ。

考えてみれば「また目覚まし時計忘れた!」と毎回旅先で言っているのに、帰国後はそんなことはすっかり忘れてしまう旅音家。
日常で旅の道具を使うというのもいいかも、ということでさっそく購入し、チラッと時計に目を向けるだけで時刻が確認できる喜びに浸っている。めでたしめでたし。
と書きたいところだが、チビオトはデジタル表示のほうが見やすいようで、時間を尋ねると毎回風呂場にダッシュで見にいってくれる。ああ……。