そこはブラジルだった

前回のエントリーで紹介した第3回ブラジル・フェスティバルに行ってきた。
訪れたのはジョルジ・ベンジョールが出演した日曜日。
2時頃に渋谷に着くと、先に会場入りしていた友人からメールが来た。

「凄い混んでいる」というメール。
土曜日に行った人のブログを読んでいたので、ある程度予想していたけど、やはり混んでいるようだ。
お店も凄いだろうと思って、少しだけお腹に入れてから会場へ向かう。
渋谷側から代々木公園に入ると、イベント時には混み合っているNHK横の並木道は空いている。
アースデイの時なんて、ココも沢山の人なんだけどなー、なんて思って進むと野外ステージの周辺は凄い盛り上がり。着いた時にやっていたのは恐らく「Novo Eskhema」というグループ。
名古屋を中心に活動しているようだけれど、J-WAVEで聴いたことのある曲もあったりして良い感じ。

すぐに気がついた事はブラジル人率が非常に高いこと。
日系人も多く、東京近郊のブラジル系住民が大集合しているんじゃないか？って感じ。
アチコチでポルトガル語が飛び交い、それだけでも楽しい。

少しお腹に入れたとはいえ、お腹が空いていたので楽しみにしていた「肉！」を探す。
見つけたのは肉の塊をこれでもかと焼いているバルバッコアというシュラスコ屋。
もうこの塊を見てしまったら、行列もなんのその。すぐに並ぶ。
焼き方は豪快そのもの。
長い串に大きな肉の塊をさして、荒いままの岩塩をザッと載せて、少し擦って、塩をどかしてグリルの上に。豪快。

頼んだのはお酒とセットで1000円のもの。
ビールは残念ながらキリン、せっかくならブラジルのビールを飲みたかった。
もう1つはブラジルを代表するカクテル「カイピリーニャ」。
さとうきびを蒸留させたラムに似たカシャーサと、ライムと砂糖を混ぜたもの。
とても好きなのだけれど、結構甘めに仕上がってきた。ただ、ブラジルでもかなり甘めに出てくるもの。
日本では甘さ控えめになっていて、それが美味しいのだけれど、甘いのはブラジルらしいという事で良しとする。
そして肉！
ちょっと少ないなー、なんて思ったけど、一口食べて「量が少ないのは許す！」というぐらいに美味しかった。
塩味も絶妙、肉の味はしっかりしているし、適度な歯ごたえ。最高。何皿でもイケると思った。
チョリソーも美味しいし、パイナップルも美味しいけど、なんと言っても肉。
これは、今度シュラスコ専門店に行かないと。（ブラジルではシュハスコと発音する。）
ちなみにバルバッコアはサンパウロで展開しているお店で、日本では青山、丸の内、心斎橋にお店があるみたい。

食べ終わる頃から再会ラッシュ。
中南米で出会った旅仲間がアチコチに。
こうやってイベントで再会出来るっていうのは嬉しい。
そして皆一様にブラジル人の多さに驚き、ここはブラジルだ！と言って楽しんでいるのが嬉しい。
ブラジル人は、アチコチで歌うか踊るか楽器を弾くか叩くかしている。
本当に陽気で、見ているこっちが楽しくなってくる。
中南米だけに限らず、今まで訪れた国の中で一番好きな人たち。

印象的だったのは、ステージでトリのジョルジ・ベンジョールが出演していた時。
もしかしたら流行語大賞の候補になるんじゃないかというゲリラ雷雨に襲われた。
急いで屋根のある所に逃げ込んだのだけれど、逆に盛り上がっている人多数。
雨が強くなったり、雷が鳴ると歓声が起こる。
日本人もブラジル人の雰囲気に飲まれて、みんな楽しそう。
代々木公園、ブラジル化。

次は15日の「10,000 SAMBA!～日伯移民100周年記念音楽フェスタ」にジルベルト・ジルを見に。
20日は川崎、21日には平塚でもイベントがあるようなので、気になる人はチェックです。
2008.9.7　代々木公園
by スミサト