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本日のダージリン、晴れときどき雨、ところにより停電。
朝から人々が流れ落ちてきた土砂の片付けに追われている。
停電は昨夜には一旦復旧したものの、今朝からまた停電に見舞われている。
道路の状況も少しはよくなってきているようだが、まだ通常通りとはいかないようなので、本日もダージリンに滞在して状況が改善するのを待ってみることに。
この3日間がどんな様子だったかを、簡単にレポート。


■5月26日
移動をしようと計画していたのだけれど、前日からの雨が一向に止む気配がない。
それどころか、雨脚はさらに強くなっているよう。
宿のオーナー曰く、サイクロンが発生し、コルカタ(旧称:カルカッタ)では死者も出ているということなので、この日は移動するのを見送って宿に籠もることに。
とはいえ、おなかは空くから食事を取るために外に出てみると、土砂降りで道路には水があふれ、多くの店が臨時休業で閉まっていた。

■5月27日
朝起きると雨は上がり、ようやく出られると思い、チェックアウトして乗り合いジープのスタンドへ。
ところが、行きたいところへの道路がことごとく閉鎖中。
これではどうしようもないからふたたび宿へ戻り、この日は様子見をしつつ、ダージリンの一駅手前にあるグーム駅を目指しながら、その途中にある僧院をいくつか訪れてみることに。
それにしても天気がよく、歩くには半袖でも充分な日和なのに移動ができないというのがもどかしい。
以下はそのときの様子。

ダージリン駅。

トイトレインの線路に積もる土砂。

土砂で道をふさがれた道路。



ここが最もひどかった。

復旧作業にいそしむ人々。

メインの輸送が車になっているいま、トイトレインの全線復旧は時間が掛かるかもしれない。

トイトレインの有名な見どころ、バタシアループ近くでは道路が滑落。

落下した建物。
家財道具らしきものが見当たらないので、小屋かもしれない。
昨日、今日買った新聞によると、ダージリンに到達する前にサイクロンは消滅したようだが、それでもこれほどの被害があった。
しかし、中心部では建物もしっかりしているので、それほど影響が出ているわけではないようだ。
ずっとお世話になっている宿でも停電以外はなんら困ったことはなく、この際だからと本を読んだり近所を散歩したりとのんびり過ごしている。
そうそう、僧院では小僧たちが元気に走り回っていた。
その姿を追うのが面白くて、いちばんのいい暇つぶしになった。


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2009.5.28 ダージリン / Darjeeling

Join the discussion 3 Comments

  • ふく より:

    Hola !かなちゃん、スミさん。
    サイクロンで待機中なんやね。被害の様子を撮った写真が現れる度に「うわー」とか「えー」とか叫んで見ていたけど、何故か悲壮感が漂ってこないのは最初ののんびり片ずけをしてる彼らを見たからかしら。それとも「ノープロブレム」のインドだから?なんて思いました。季節がら、晴れ間を縫っての旅もまた楽し、嬉し、よね(笑)
    blogを更新しているから・・・・無事なんだな・・・と安心しています。

  • せいこ より:

    おひさしぶりです!
    ダージリン、大変なことになってますね・・・
    7月に5年ぶりのインド旅行を企てているのですが、そっち地域は難しそうですねえ。
    計画変更で、レーとか北部に行ってみようか・・・。
    お2人のブログ見ながらあれこれ検討中です。
    これからもお気をつけて旅、続けてくださいね!
    で、この旅はいつまで??

  • かな子 より:

    ■ふくちゃん
    ありがとう、おかげで元気にやっています。
    ようやくダージリンからも脱出できたので、ひと安心。
    インドの人、こんな状況でもとくに困った顔せずに、まあ仕方ない、とやり過ごしているようで、どこかキューバに通じるノリがあるような。
    だから、ふくちゃんならきっとこの状況を楽しめるのでは、と思うよ(笑)。
    滅多に体験できないものね。
    ■せいこちゃん
    7月であれば復旧は終わっていると思うけど、ダージリンのあたりはちょうど雨季真っ只中で、新たなサイクロンがくる恐れもあるのでは、と思う。
    景色もほとんど見えないかも。
    それに、7月にレー付近ならベストシーズンな上、我々も同じ頃いるはずだからペルー以来の再会が果たせるかも。
    ぜひそっちのプランに変更して欲しい(笑)。
    もし計画が固まったら、連絡取り合って会えそうならぜひ会いましょう!

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