Skip to main content


ようやく、インドで買ってきたものをページにまとめることができました。
評判の良いコンテンツ「買わずにいられなかったモノたち」のインド編を公開です。


お土産市で販売したものや、売れ行き好調で販売するものがなくなり、急きょ展示することになったものなど、すでにお披露目したものもあるけれど、ほとんどは今回が初公開。
強すぎる日差しから肌を守るために購入した長袖シャツや、少数民族のハンドメイド品にアンティーク品、食品、宗教にまつわるものなどなど。
せっかくだから、手に入れたときのエピソードをいくつか。
005「メンズクルタ」は丈の長さは良かったのに、幅がブカブカだった。
クルタとは元々そういうもので、インド人はだぼっとしたまま着ている。
その方が風通しがいいのだろうけど、これを日本でそのまま着たらちょっとダサい。
そんな日本人の好みをわかっているのか、その場でササッと直してくれた。

待つこと2分ほどでバッチリに。
010「ブロックプリントの布」は制作工程を見学したあとで、できあがった製品をいろいろと見せてもらって購入。
日本の雑貨屋などでもよく売られているのを見かけるが、一つひとつ丁寧につくられていることがわかって感動した。

プリントの型となっているブロックといっしょに撮影。
017「牛の壁掛け」と018「ブロックプリント用の木判」は、コチのユダヤ人街にあるアンティークショップで。
コチは魅力あふれるアンティークショップが多く並ぶので、目移りしてしまって買いたい衝動を抑えるのが大変だった。
お金をたくさん持っていって短期間で気にいったものを買って回る、というのもきっと面白いだろう。

まだまだお宝のありそうなステキなお店だった。
019「ティーマサラ」、020「オーガニックのコーヒー豆」、021「チキンマサラ」はスパイス取引の中心地、ペリヤルでお買い上げ。
『地球の歩き方』に出ていないこの街に、滅多に日本人観光客は来ないそうだけど、有名な国立公園もあってほかの外国人ツーリスト、とくにヨーロッパの人には人気の街。そのためか、こんなフランス人経営の洗練されたショップもある。

スパイス以外にはアンティーク品などが並ぶ。
どれもセンスの光るものばかり。
031「カディ布地」は手紡ぎ、手織りの綿生地。
どこの街にもたいてい仕立屋があるので、生地を持ち込んで希望のデザインを伝えれば簡単にオーダーメイドができる。
早いところであれば1日で仕立ててくれるところもあるので、時間の限られたツーリストにはうれしい限り。


布地を買ったお店と、仕立屋はそれぞれ違う街。こちらの都合でどこでもオーダーをお願いできるのが魅力のひとつ。
042「背負い紐」はダージリンでよく見かけた荷運び屋さんが使っていたのを見て、カリンポンで見つけときに即買い。
どう使うか考えずに、とにかく欲しい! と思ってしまった。

ダージリンでは女性の荷運び屋さんも見かけた。
ボストンバッグを4個も5個もまとめて、ひとり黙々と運ぶ。

こんな具合に、どれも思い出深いものばかり。
ほかにどんなものがあるか気になったら、ぜひ「インドで買わずにいられなかったモノたち」を覗いてみてください。
当然、欲しかったけれど買えなかったというものもある。
チベット文化圏のレーにいたとき、ショーウインドウ越しに仏像を見ていたら、近くで座っていた人に
「ナカ、モットヤバイ」
と片言の日本語で話しかけられ、思わず笑ってしまい、中に入ることに。
ほかの土産物屋とはちょっと趣が異なり、質の高いアンティークが多くそろっている店だった。
店主と少し話してそろそろ出ようかと思ったら、「ちょっとこれを見て」と布にくるまれた何かを出してきた。
中にはとてもいい表情をしたアンティークの仏像がふたつ。
仏像を扱うお店はたくさんあるにもかかわらず、気にいった表情のものにはあまり出会えずにいただけに、これにはかなり惹かれた。
しかし、価格も破格の280ドルと400ドル。
今この金額を使うわけにはいかないと自制しつつも、クレジットカードを使えばなんとかなるかな、と頭の片隅で考えてしまうほどの美しい仏像だった。
それから、店主はもっとすごいものがあると言って入口のドアに鍵をかけ、隠し戸棚から博物館行きレベルのさらなるお宝仏像を出してきた。「隠し戸棚のことは秘密だよ」
こんなところに隠し戸棚があること自体が驚きだったが、中身の仏像はこれまたびっくりの、いかにも古そうなものだった。
価格はよく覚えていないけれど、3000ドルとかとにかく手の出せるような値段ではなく、また、店主も売るつもりで見せてきたわけではないらしかった。
持って帰ることはできなかったけれど、いいものを見た! という気持ちで心が満たされた。
いつかレーを再訪するときには、ぜひ欲しいなあ。
>> Twitterでつぶやく
2009.12.5 鎌倉

Join the discussion 4 Comments

  • chiko より:

    インドで買わずにいられなかったモノたち。
    う~ん素敵です。。。
    一つ一つがセンス溢れるものばかりなので
    雑貨屋さんにふらっと入ったかの様!
    インドの衣服は色が綺麗ですね。お2人に似合いそうです。

    ところで、前回のblogを読んでびっくり!
    東野翠れんさん、大好きです。
    こんなイベントが行われていたのですね。

  • スミサト より:

    ■chikoさん
    女性物の洋服はカワイイのも多くて、探せば質が高いものも結構あるので買い物には良いですよ。
    雑貨ではなかなかセンス溢れるものは無いのだけれど、見つけた時は喜びひとしおです。
    東野翠れんさんのイベント、twitterでもつぶやいていたので、もしtwitterしてたらフォローしてくださいね。
    色々旅に関することもつぶやいています。@tabiotoです。
    twitterがまだなら是非登録を!

  • マコ鮫 より:

    時間が無くて、イベントいけませんでした・・・
    とっても残念です。
    写真集とか出る予定は無いですか?

    インド熱ってホントさめないですよね。
    また行きたい!!
    『インドで買わずにいられなかったモノたち』
    私もスパイスとチャイや紅茶・ラクシュミーとガネーシャ像買っちゃいました。
    でも、ドーサミックスはお目にかかれなかったです!!

  • スミサト より:

    ■マコ鮫さん
    イベントはまたの機会にぜひいらしてください。
    写真集ではありませんが、現在新作に取りかかっている所なので気長にお待ち頂ければと思います。
    ドーサミックスは帰国直前にデリーのスーパーで買いました。
    ただし、未だに作っていません。大きな鉄板的なものが必要ですしね、どうしよう。。。(笑)

© Tabioto all rights reserved.