凄い写真を撮るな、と思う人の1人、ミゲル・リオ・ブランコ。
マグナムフォトにも所属するブラジルのカメラマンで、旅をしていた時に知った。
1ヶ月ほど前に、写真展が開催されることを知り、これは行かないと、と思っていた。
しばらくすると、その写真展は森山大道と一緒にやるものだということを知る。
また、会場である東京都現代美術館で開かれるブラジルのアーティストの作品が集結した展覧会「ネオ・トロピカリア ブラジルの創造力」の一部だということも知った。
しかもしかも! ブラジルで見つける事が出来ず、なぜかキューバで作品を見つけたグラフィティアーティストのオス・ジェメオスのトークイベントまで。
日曜日、清澄白河の散策も兼ねて現美まで出かけてきた。
会場に着いて分かったのはアーティストのトークは、館内の講堂で、展示エリアとは違う所だということ。
展示を少し見てからトークに行き、また展示と考えていたが、再入場となるため本来は無しらしい。
言ってくれれば大丈夫という事だったが、展示も集中して見たかったのでミュージアムショップで物色したり、コーヒー飲んで休憩。現美系のミュージアムショップは見ていて飽きない。センスが強くなったヴィレッジヴァンガードに居るかのようにアレもコレもと見たくなる。
オス・ジェメオスのトークは、彼らの今までの作品から制作過程、インスピレーションの受け方など非常に興味深く、面白かった。ブラジルではグラフィティは違法ではないというのも意外だった。
こちらのサイトで当日の様子が掲載されている。
トークのあとは「ネオ・トロピカリア ブラジルの創造力」へ。
写真で紹介出来ないのが残念で仕方ないが、面白い作品がとても多かった。
オス・ジェメオスがココで作った新作は本当に最高。現美が発注したようなので、今後は常設になるのかな?
エルネスト・ネトの作品はインパクト大なのに(参考リンク)、どこか落ち着くし、全体的に非常に満足した展覧会だ。
そして写真展、ミゲル・リオ・ブランコが東京を撮り、森山大道がサンパウロを撮るというもの。
ミゲル・リオ・ブランコの作品はコントラストが高く、赤い色が強烈だった。東京をこんな風に見て、撮るなんて凄い。彼の写真で最初に東京を見たら、凄い強烈なところだと感じてしまうだろう。そんな風に感じた。
作風の参考リンク:(マグナムフォト/Googleの画像検索)
森山大道のサンパウロ、撮影している模様を映像で見られるのだが、軽快なんだけど、踏み込んで撮っている。
とても70歳には思えない。
この映像はドキュメンタリーとなって発売する模様。あの軽やかさはビックリ。
「ネオ・トロピカリア ブラジルの創造力」は2009年1月12日まで。
ブラジル好きならずとも、楽しめると思う。
帰り、清澄白河の駅まで続く商店街で焼き鳥を買った。
横で食べていたオジサンが話しかけてきてくれ、あれこれ話していたらお店のマスコット猫が店の主人に連れられて帰ってきた。猫が他の居酒屋へ行ってしまっていたんだとか。
現美の近くに残る下町らしさも楽しい。
とても充実した1日。
2008.10.26 清澄白河
by スミサト
こんにちは、スミさん、かなちゃん。オスへメオスのトークがあったのね。あー聞きたかった~。でも1月12日まで展示してるらしい。今年の10月から関空発バンクーバー行きが無くなってしまったんよね。だから成田発でキューバに向かうんだけど、来年は早めの9日出発なので、東京で乗り継ぎが調整できるようなら木場のムセオに寄っていきます!情報ありがとう。
■ふくちゃん
オス・ジェメオス(ポルトガル語なのでジェで良いのです)が来てたんですよー、あの二人があの絵を描いていたとは意外な見た目でした。(笑)
関空発のは残念ですね、成田まで行かないとっていうのは大変。でも、またまたキューバなんですね!
乗り継ぎが出来たら、ぜひムセオへ!