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先日、『中南米スイッチ』の台湾版が出たらしいという話をしたが、ついに現物が手元にやってきた!
さっそく本家と見比べてみようかな。


日本版に比べると本のサイズがひと回り大きい。
ほんの少し大きさが変わるだけで、中をパラパラめくったときに写真ページの迫力が増した気がする。
しかも文字が漢字ばかりになった以外、体裁は同じようで、「デザインを極力変えないで欲しい」という要望をちゃんと汲んでくれたのがうれしい。

デザイナーが文字とのバランスや見やすさ、ちょっとした遊びなど、さまざまなことを考慮した上でつくり上げたものだから、言葉が変われどもそれは活かしたかった。

何度かパラパラやってふたたび表紙に戻る。
こっちはデザインが違う。
帯やカバーがない代わりに、ざらざらした写真の部分がつるつるしたタイトル部分を挟んでいて、表紙をなでると手触りが違うという新鮮なつくりに。

帯なしの話ついでに、兼ねてから疑問に思っていたことだが、帯をつけるのは日本ならではだろうか。
本だけでなく、CDやレコードも帯付きが当たり前だと思っていると、洋書や輸入盤を手にとったときに帯がなくてなんとなく物足りなく感じてしまう。
帯があったらあったで、つけっぱなしにしておくか、中身に挟んでおくかで悩むことになるのだけど……。
そのほか、プロフィールが本を開いてすぐのところに移動していたり、裏表紙が不思議なデザインになっていたり、紙質が違っていたり、責任編集の方が同じ名字だったり(笑)、日本との違いにいちいち感心してしまう。


ここで突然、中南米地名クイズ。
漢字で書かれた地名は、いったいどこのことなのか?
写真の下にヒントがあるので、見たくない人はスクロールに気をつけて。

いま南米で最も話題の街。
発音から考えよう。

南米でいちばん有名な世界遺産。
発音から考えよう。

2010年の皆既日食はここから見られる。
意味から考えよう。

レベルアップして、少し難しい問題。
「聖」をスペイン語で考えてみるべし。
チリ北部の街。

意味で考えればそのまま。
メキシコにある。
わかっただろうか?
答えは上から順に、
リオ・デ・ジャネイロ
マチュピチュ
イースター島
サンペドロ・デ・アタカマ
イスラ・ムヘーレス
スペイン語やポルトガル語の発音を漢字に当てはめてみたものがあったり、地名の意味からつけられたものがあったり、訳し方にもさまざまなパターンがあって面白い。
地名によっては、アルファベットの地名が併記されているものもあるので、そういうのはまだ当てはまる漢字がなく、訳者の方が工夫を凝らしてつけたのだろうか。

日本の旧字体に似た繁体字で書かれているため、なんとなく意味が伝わる台湾版。
現地でどんな方が手にとってくれるのか、目下のところ気になるのはそこである。
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2009.10.7 鎌倉

Join the discussion 7 Comments

  • shinro より:

    あれま!現物到着したのですね!
    俺の台湾でのオツカイミッションが・・・(笑)
    でもまあ、現地の書店に並んでいるかチェックしてみますね。
    ここまで書いてますけど、まだなんの予定も立ててないですけど(汗)。

  • スミサト より:

    ■shinroくん
    オツカイミッションは大丈夫になったけど、現地レポートはリアルでイイなぁ。
    日本でも自分たちの本を最初に見たときの喜びは大きかったからね。
    是非とも予定をたてて台湾へ!

  • 台湾版の出版!おめでとうございます!
    Linさん!漢字の「林」と言う文字を使った苗字は、中国と韓国にたくさん有るので,事によると、澄さんのご先祖は中国と韓国に関係があるのかもしてませんね。
    先頃、中国に出掛けたときに,「先祖福佑・盛世祺昌」林姓始祖・林姓起源と書かれた、竹を使った巻物のようなものを店で見付けたので買ってきました。説明が長くなりすぎますので略しますが,時代ごとの「歴史名人」として、春秋時代:林放・林士弘。唐時代:林藻。清時代:林啓容,林鳳祥。などのほか、私のパソコンには無い漢字を使った人が何人か紹介されています。これらの人がなぜ有名なのかはいずれ調査をしてご報告をします。また、この中には、林澄里と言う名は有りませんでしたけれど、中国人なら,良い名前だと、意味は通じるでしょうね。今度中国語で何と発音するのか調べておきます。
    次に,各都市の名前を漢字で,音訳または意訳したりすることは楽しみですね。世界の地名や有名人の名前を中国語でどの様に表記するのか調べたら、固有名詞 の多くは「奥巴馬」と書いて「オバマ」、また、「邁克爾・傑克遜」=マイケル・ジャクソンなどと音訳して、意訳では「熱狗」=ホットドッグなんてのが見つかりましたけど、漢字での表記の調査を始めると切りが無さそうですね。
    では、再見!

  • かな子 より:

    ■ポンチのお父さん
    ありがとうございます。
    日本の「林」さんは、どうも身近な自然が由来になっているみたいですね。
    以前、名字の特集をしている番組でそんなことをやっていました。
    それにしても漢字は奥深いですね。

  • お二人さん
    これまでいろんな国を訪ねましたけれども。あなたたちのようにノンビリ旅行者として過ごしたことは有りませんでした。あなたたちの経験したように、。行った先で知り合った人との交流でその国を理解するのですから、年齢家族構成・生活レベルなどでかなり違いがあるのかもしれません。私が知っているのは、貿易関係での付き合いの企業経営者が大多数ですから、インドの一般の家庭生活などは想像も出来ません。今度あなたたちの「インド特集版」?が出版されたら、医師、トレーナー、ソーシャルワーカー、保健センターの担当者、海外企業のインド駐在員などの大勢のインドに居住している友達に評価をして貰いたいですね。私達、日本人とは異なった評価をするのでは無いでしょうか。どうぞ、楽しみにしてください。もちろん私も平均的名日本人だなどとは思っていません。
    ではまた・・・

  • かな子 より:

    ■ポンチのお父さん
    たいていの方にとって、のんびり時間をかけて旅をするということはぜいたくな願いかもしれませんね。
    台湾の人々がどんな風に思うのか、とても気になります。
    誰か感想をコメントしてくれないかな(笑)。

  • bundi・・・見つけましたよ^^ 
    今、ポンチのお父さんが来ています^^ 

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