家のポストに投函されていた、正方形の赤い封筒。
表には「THREE WEEKS FROM NOW…」と書かれている。
中には情報らしい情報もなく、2枚の写真だけが載っている二つ折りのリーフレットがぺらっと1枚。
果たしてこれは……?
封筒上部に「Postage Paid Hong Kong Port Paye」、裏には「Amanresorts Hong Kong Press Office」と書いてある。
そう、これは高級リゾートホテルの代表格、アマンリゾートからの案内。
香港にも出来ますよー、というティザー広告なのだろう。
説明なしで写真だけ。なんて贅沢なんだろう。
説明がないと言えば「Just Do It」のナイキもそうだが、アマンはそれ以上のいさぎよさ。
前に一度だけ思い切って利用した、たった2泊だけのアマン体験。
泊まったことがあるのは、バリ島にあるアマンダリ。
バリ島は学生時代に一人旅で訪れ、とても気に入った場所。
異文化要素たっぷりで、食事良し、景色良し、音楽良し、お土産良し、物価良し。
観光地としてこれ以上ないぐらい好条件。
バリはアジアに興味がない人でも、誰にでもオススメ出来るところだと強く感じた。
2度目に訪れたのは新婚旅行の時。
安宿でも充分楽しく過ごせたバリだったが、こういう時でもないと高級リゾート、ましてやアマンに泊まるなんて今後ないだろう思い、ウブドゥにあるアマンダリを予約した。
果敢にもバックパックを背負ってアマン入り。
ホスピタリティ万全だから、そんなことは気にされなかった(と思いたい)。
このホテルで「おもてなし」という日本語の意味を初めて体感したと言えるぐらい、すべてにおいてサービスが行き届いていた。
詳細はほかのサイトに任せるとして、とにもかくにもアマンダリにはえらく感動した。
強いて言えば、隣の民家? が少しうるさかった。
2001年の宿泊以降、インド、モロッコ、ブータンなど各地にオープンしているが、今回のような案内は初めて。
そして昨日「TWO WEEKS FROM NOW…」の案内が。
新たな写真と添えられた言葉が変わっただけで、相変わらず説明なし。
今回も香港から届いたので、すっかり香港に出来るものだと思っていたが、調べてみたところ北京に出来るようだ。
来週は、「A WEEK FROM NOW…」になって来るのだろうか。
何であれ気になってしまう。
見事にティザー広告にヤラれてしまった。
2008.9.23 鎌倉
by スミサト