黒板をつくる

2014/07/04
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今春からチビオトが幼稚園に通い始め、数年ぶりに平日の昼間、大人だけで過ごす時間が持てるようになった。
のんびり読書でもしたいところだけど、せっかくの貴重なひとときを無駄にするまい、とついつい動いてしまうのは、ビーチでゆったり過ごす旅に憧れを抱きつつ、あっちもこっちもと移動しがちな旅音家の行動パターンそのもの、という気がしてしまう。

まずは家の中や物置の片付けからスタート。
約4年間とにかく手の届かないところへ、と詰め込まれたものの数々を整理整頓し、不要品は処分し、おかげでだいぶスッキリした。
つもりだったが、物量に変化なし。おかしいな、だいぶ捨てたはずなのに。
次に各所のメンテナンス。
築60年以上の家はそれなりに傷んでいて、本来はこまめに修繕しながら暮らすのがいいのだが、チビオトが生まれてからはほぼ手つかずの状態。
風呂場の頑固なカビ取り、タンクに不具合のあったトイレの調整など、地味な(でも大切な)作業に勤しんだ。

ひと通り懸案事項が片付いたので、妄想するのが楽しいリフォームやDIYに着手する。
前々からトイレの床を張り替えたかったので、施工例を見て研究したり、床材のサンプルを取り寄せたりしていたところに、大人もチビオトも楽しくなれそうなアイデアが突如降ってきた。
そうだ、廊下の白い壁一面を黒板にしてしまおう!

そこで休みのたびにホームセンターに通い、コンパネ、ガルバリウム鋼板、シーラー、黒板塗料、留め具を買い揃えていざ製作。
チョークで書くだけならコンパネと黒板塗料さえあれば完成する。
でも、子どもが遊ぶのだからマグネットをくっつけられたらいいなあ、と思い、マグネット塗料の上に黒板塗料を塗って仕上げようと考えた。
ここで問題になったのは製作費。マグネット塗料って結構いいお値段するのだ。
重ね塗りすることを考えると、明らかに予算をオーバーしてしまう。
うーん……、と思っていたら、外壁材などに使用されるガルバリウム鋼板の上にシーラーと黒板塗料を塗る、という方法を見つけた。このアイデアいただき!

壁の大きさに合わせてカットした鋼板とコンパネをビスで留め、シーラーを塗り、乾いたところで黒板塗料を塗布。
それを3回繰り返し、最後にやすりがけ。
いつか気が変わって撤去したくなったときのために、犬小屋の戸締まり用の金具で取り外しができるようにした。
こうやって書くと簡単なように思えるが、コンパネの寸法を間違えたり、留め具がうまくつかなかったり、さまざまな失敗を繰り返した。
完成してみれば、なかなかいいじゃん!と思えるものができ上がったかなと自負しているが。

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さて、次は小物。
チョークはダストレスチョークと呼ばれる、帆立貝からできた粉の散らかりにくいものを。
黒板消しは100円ショップで購入したものをちょっと改造して、持ち手を木に取り替えた。
上記のふたつを入れる箱は、古いパウンドケーキ型に強力マグネットをつけて使用。
そのときに余ったマグネットと端材を使って自作の磁石もつくってみた。

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チビオトの反応は上々。
線を引いたり丸を描いたり、夢中になっている。
そんな姿を目にして、なんだか楽しそうだなと、大人もチョークを片手にお絵描きに没頭してしまう。
そしてマルバツゲーム(三目並べ)を教えたところ、単純なルールが功を奏したのか、何度もやりたい!と対戦を申し込まれることになった。
まだこちらが手を抜き、ときどき勝たせてあげている状況だが、本気を出したのに敗北を喫する日がそのうち来るかもしれない。

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ちなみに黒板の制作に掛かった費用はだいたい以下の通り。
コンパネ 1,500円
ガルバリウム鋼板 1,200円
シーラー 1,500円
黒板塗料 2,200円
留め具 700円
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合計 7,100円

次は収納家具を製作しようと意気込んでいるところ。
おや? トイレの床の張り替えはどうなったの!?ということはひとまず気にしないでいただきたい。
気分に応じて気楽に予定変更できるのも、DIYのいいところ、なので。