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世の中に名作絵本は数あれど、最近チビオトの心をつかんで離さないのが『ちいさなちいさなおやまのぼうけん』など、かつての仕事仲間であるさかいさちえさんの描く作品。
本棚に近づいていってお気に入りの1冊を手に取り、早く読んでよ! と言わんばかりにぐっと目の前に差し出してくる。
ここからはチビオトにとっては夢のような、親にとってはいささか修行のような(喉がガラガラになるから)、エンドレス読み聞かせタイムが始まる。
食事、睡眠、お風呂、さかいさんの絵本、と、1日の行動にしっかりスケジュール化されているほどの存在なのだが、なんと、この度待望の新作が出たのでさっそくチビオトに見せてみたところ……。


表紙を見ただけで目が釘付けになったその本は『うさくんのおもちゃでんしゃ』。
家の目の前を横須賀線が通る環境のためか、電車には大いに興味ありだからこれは期待大。
内容は、ぬいぐるみのうさくんが、おもちゃの電車に乗って子ども部屋から台所、お風呂場などを駆け抜ける冒険、とのことだけど……。
さっそくめくっていくと、魅力的な部屋の様子と、その中に設置された電車のレールがページいっぱいに詳しく細かく丁寧に描かれている。
これこれ、さかいワールドの面白いところって。
カラフルな色使いも去ることながら、読む度に「こんなところにこんなものが!」と唸らせる何かが潜んでいて、子どもはもちろん、大人も密かに小さな発見を楽しんでしまうのだ。

そしてユニークなのは走行音を表す擬音。
ガタンゴトーンから、ゴクンゴクーン、ザブンザブーン、ニャニャンニャニャーンへと変化していくのは、聞いているほうも楽しいだろうが、声を出す側にとっても小気味よい。
まだ新品ホヤホヤなので、チビオトの手荒な扱いから守るべくわざと本棚の上のほうに置いているというのに、目ざとく見つけては「ん~、ん~」と読むように指示を受けている、そんな日々である。

2011.8.23

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Join the discussion 4 Comments

  • マイキー より:

    チビオト君も鉄男になるかな~。
    絵本素敵ですね。ん~って催促、懐かしいです。
    かな子さん、乳酸菌難しかったら、「スゴイダイズ」に
    無調整豆乳を入れて2日くらい放置してみてください。
    固まったら冷蔵庫へ。
    お茶碗くらいの容器で、ティースプーン2、3杯でいいと思います~!
    こっちの方が安全で美味しくできるかも♪
    どんどん増やせますよ~。

  • かな子 より:

    ■マイキーさん
    なにせ我が家の目の前には横須賀線が走ってますからね。
    生まれながらの鉄男の可能性、大ですよ。
    絵本好きはいいことなので付き合っていますが、結構ぐったり……。読むだけなのに。
    こうして母はたくましくなるんでしょうねぇ。
    乳酸菌、おすそ分けしてもらったものですが、どうも私だけ豆乳ヨーグルト失敗してるんですよね。
    元来の不器用のなせるワザ(笑)?
    よし、さっそくスゴイダイズ+無調整豆乳、試してみます!
    (ちなみにこれまでは牛乳にケフィアでつくってました)

  • まつき より:

    エンドレスになると、確かに喉がカラカラになる(笑)
    でも、読み聞かせの時間って、睡眠と同じくらい重要らしいからね~、つい頑張っちゃうよね^m^
    うちはなぜか『まめ』という本に釘づけ。
    枝豆を食いながら本を開くのやめて欲しい(TT)ベッタベタ!

  • かな子 より:

    ■まつき
    水分とらせて、という要望すら聞き入れてもらえないからね、絵本に夢中になると。
    枝豆を食べながらの絵本って、至福のときなんだろうなぁ。

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