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待望の長い休みがとれることになった。
となったら、旅に出るしかない。
チビオト1歳8カ月。2度目となる旅、いったいどこへ行こう。


家族全員が行ったことのないところ。
リゾートで何不自由なく楽しく過ごすより、刺激に満ち溢れている場所に行きたい。
思い切ってサハラ砂漠とか、ぶっ飛んだところへ行っちゃう?
ベトナムも気になる気になる、と言いつつ未踏の地のまま。
いや、それを言ったらトルコだって行きたい国ベスト10の上位に入ったきり、未だ叶わずだ。
フライトの時間が長くないところが理想、など、さんざん悩んだ挙句にたどり着いたのは、ベトナム縦断というプラン。
2週間休みがあるから、実現不可能ではないだろう。
でも、ここははずせないと思っていた少数民族の暮らす北部のサパが、1カ所だけポーンと離れていて、ここに立ち寄るなら縦断はあきらめねばならないようだった。
おまけに冬のサパは冷え込みが厳しく、ときには雪が降ることもあるとか。
冬の日本を脱して向かった先が寒い地域、うーん、これはあまり気乗りがしない。却下。
冷静に考えてみると、縦断自体が厳しいのでは、という気がしてきた。
チビオトが長距離バスでおとなしく座っている訳もなく、長時間の電車に揺られて移動というのもあまり現実的ではない。
では縦断をやめて、ホーチミンやハノイといった大都市周辺でゆったり楽しむのはどうだろう。
しかしバイク天国ベトナム、都市部の排気ガスのすさまじさ、交通量の多さと無秩序な走行ぶりを考えると、小さな子どもとのんびり過ごす場所ではなさそうだ。
どれも決定打に欠ける、と思っていたところに急浮上したのが、ラオス。
正月にJ-WAVEのBLUE PLANETという番組で、こんな話を耳にした。
「ここには信号がありません。
 でも、温厚なラオスの人々は車のクラクションを鳴らすことをしません。
 穏やかで、静かな空気が、町を包んでいます。」
これこれ、この感じ!
ラオスを訪れたことのある人から「よかった」という話は聞くものの、どのあたりが、と尋ねると「何もないところが」といった感じだったのであまり印象的ではなかったが、こういう場所こそ子連れにはよさそうだ。
そうだ、ラオスにしよう。
国は決まった。ではどの街へ?
古都ルアンパバーンにはぜひ行ってみたい。
でもメインの移動手段であるバスに乗って数都市移動はやっぱり厳しいし、かといって2週間ひとつの街にいるのでは大人が退屈してしまう。
第一、日本からの直行便がない。
なるほど、ちょうどタイ航空がキャンペーンをやっているから、6都市まで往復33,000円で行けるのか。
バンコク往復だろうと、バンコクでストップオーバーして他都市まで買うのでも、金額は変わらない。
となると、行ったことがなく、かつラオスにも近いハノイまでのチケットを押さえ、ハノイからルアンパバーンまで買い足すのはどうか。
どうせならバンコクにも寄って駐在中の兄に会おう。
のんびりするために悩みに悩んでプランを練っていたはずなのに、いつしかこの日程であまりきつくない範囲でいくつ回れるか、というバックパッカー的発想に飲み込まれていた……。

出発4週間前までのベトナム縦断があれよあれよと変更になり、その後はチケットの手配やホテルの予約、その他準備もろもろに追われる毎日で、とにかく慌ただしかった。
しかしルートが決まれば気分は明るい。
あとは出発に向けてカウントダウンするのみ。

Join the discussion 4 Comments

  • にゃお より:

    わ、楽しみですね
    気をつけて行ってらっしゃいませ( ´ ▽ ` )ノ

  • かな子 より:

    ■にゃおさん
    行ってきます!
    ……と手を振りながら言いたいところですが、実は、もう帰ってきています(笑)。
    これから少しずつ、旅の話をまとめていきたいと思っているので、どうぞお付き合いくださいませ。

  • ちゃき より:

    更新待ってました♪
    続きが楽しみだー!

  • かな子 より:

    ■ちゃきさん
    そう言っていただけると、ちょっとがんばっちゃうかも(笑)。

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