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おとといからタイに来ている。
6歳のチビオトにとって、3度目のタイ訪問となる。
初めてのタイは1歳のときで、ほぼ抱っこしたままバンコクの街を歩き回った。
次は2歳になってから。マレー鉄道で国境を越えてクラビまで向かった。

この国は、相変わらず旅人の願いや欲望をしっかり満たしてくれる。
何を食べてもハズレのない料理、よく冷えた喉ごしさわやかなビール、控えめなのにほどよく親切な人びと、寂れた風景と勢いのあるデザインが同居する街並み……。
訪れるたびに、本当に面白い街だなあと思う。

今日はウィークエンドマーケットでたっぷり買い物をし、途中でタイマッサージを受けて英気を養い、おいしいごはんをたらふく食べた。
ああ、満足満足。
チビオトも「ボクは電車に乗りたいんだけど」と自分のやりたいことを主張するようになり、家族それぞれが楽しめる過ごし方に頭をひねる日々。

さて、今回のタイは、チビオトの目にはどう映るのだろうか。
ひとつだけわかったのは、街中で「さっきピコ太郎がいたよ」と何度か言ってきて、なんのことやらと思っていたら、昨年お亡くなりになったプミポン国王の写真を見て、のことだった。
旅人歴6年の若輩者には、タイ国民から愛された王様のことは知るよしもないだろうけど、よりによってピコ太郎とは……。
これからは現在のその国の姿だけでなく、歴史についても少しずつ触れていけたら、と思う。

旅の様子はinstagramでも更新中。

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