日本の記録的な寒さがニュースになっている中、いま滞在中のベトナム北部のサパにも雪が降った。
サパでの積雪は2013年12月に51年ぶりだったというから、沖縄で雪を観測したのと同じぐらい珍しいことだろう。
3日前までいたサイゴンの最高気温は35度だったので、実に37度差だ。
宿のオーナーが「日本では毎年降るんだよね? ベトナムではとても珍しいんだ。彼らはハノイから雪を見にきたんだよ」と教えてくれた。
数日前、天気予報をチェックしたとき、雪のマークを見てこれは困ったぞ、と思っていた自分たちとは対照的に、現地の人たちはわざわざ首都ハノイからやってきて、寒さも気にせず外ではしゃいでいる。
少ない雪をかき集めるようにして小さな雪だるまを作ったり、雪球を投げ合ったり、フロントガラスに文字を書いたり。
とはいえ、さすがに体は冷えたとみえて、鶏と豚の丸焼きを売っているお店の前には暖を取る人が続々と集まってきていた。
サパは周辺にさまざまな少数民族が暮らしている街で、村々をトレッキングして回って楽しもうと思っていたのだが、今回は諦めることにした。
でも、雪景色のベトナムというレアなタイミングでの滞在は、ずっとずっと記憶に残りそうだ。
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