茅ヶ崎満喫

先週の土曜日、チャイムが鳴ってドアを開けると、郵便配達の人。
届いたのは作っている旅の本の、レイアウトサンプル南米編。
印刷されたものを実際に手にすると、もうすぐ本が出来上がるんだなーと、強く実感する。
本づくりも終盤に差し掛かってきて、ただいま追い込み作業中！

人と会うことの多い週末。
デザイナーの友人からライブのお誘いを受け、向かった先は茅ヶ崎。
タイミングよく、その友人の友人が個展を開催中というので、併せて行ってみることに。
鎌倉と同じ海沿いエリアでありながらも、だいぶ趣の異なる茅ヶ崎。
たまに訪れては、そのゆっくりした空気感に触れ、「いいなー」と思っていた。
茅ヶ崎（南側）の好きなところは、坂が少なくて、点々とセンスの感じられる店やこだわりのある店があるところ。
駅から歩くこと約10分、鉄砲通りにあるカロカロハウスへ到着。
ここがお目当ての個展会場で、ただいま花の器展が開催されている。
友人の友人とは、あかしゆりこさんというガラス作家の方。
初めて作品を拝見したが、色の組み合わせがとても美しいガラス作品だった。
女性が思わず買いたくなるのはもちろんだが、男性が女性のためにこんなステキなプレゼントをしたら、株がアップするというもんだ。
写真は撮影しなかったので、ぜひ彼女のサイト「black coffee」でチェックしていただきたい。
展示は2月6日まで、訪れてみる価値は大いにあり。
他の方の作品も面白くて、とくに捨てられた電球やガラス瓶を使った花器にかなりグッときた。
さて、作品をじっくり眺めていると「林さんですか？」と声を掛けられた。
お会いしたことのない方だったので、「？」という顔をしていたら、「サイトを見ていました」。
あのデザイナーの友人が旅音を紹介してくれていて、旅の模様をずっと読んでいてくれたとのこと。
帰国してから雰囲気も変わっているだろうし、ブログでもほとんど顔を載せていなかったので、これには驚いた。
こんな風に、読んでいてくれていた方と直接話せるのは、とてもとても嬉しい。
夕飯は、あかしさんからオススメされたglobal dining Ricoへ。
普段ほとんど外食をしない我々。
久々のダイニングバーにワクワクする。
オーダーしたものは、マグロとアボカドをわさびとバルサミコ酢で和えたもの、
マコカレイの香草焼き、スライスポテトにチーズを乗っけて焼いたもの。

どれも美味しくて、あっという間にたいらげてしまった。
この日のメインイベントは河合耕平くんと、ハミングキッチンのライブ。
前々から「きっと気に入るよ」と、プッシュされていた河合耕平くん。
ブラジリアンテイストを感じさせるものなど、ワールド感たっぷりの曲が多い。
細く長い指が軽快にギターの上を行き来し、コード展開の早い曲ではうっとりしてしまった。

ハミングキッチンは完璧な演奏とヴォーカルがとにかく素晴らしかった。
カバー曲もBob DylanやThe Bandなど、好きなアーティストのものだったので、なおさら嬉しかった。
本の作業でかちこちに固まった頭をほぐすため、そして、新たな出会いや面白いものを求めて。
これからもステキなお誘いにはホイホイ乗っていきたいと思う。
2008.1.27 茅ヶ崎
by スミサト