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鎌倉を代表する寺のひとつ、長谷寺に、インスタレーション作品で銀色の経堂「銀燦堂」が出現。
長谷寺の中でも特に好きな経堂が、一面銀色になっているなんて、凄く気になる。
折りしも紅葉真っ只中で、8日までは17~18時は入場無料で紅葉のライトアップと「銀燦堂」が楽しめるということで、最終日に訪れた。


17時を少し過ぎたころにたどり着いた長谷寺は、まるで大晦日に除夜の鐘を突くのか、それとも初詣なのか、と言わんばかりの人・人・人。
ここまで混んでいるとは想像していなかったが、思ったよりも進むのは早かった。
それもそのはず、境内に入るも列はずっと続いていて、時計回りで立ち止まらずに進み続けるしかないようになっていた。
それでもライトアップされた紅葉は美しく、所々みな無理矢理止まって写真を撮ったり。
上まで行くと銀色の経堂が出現。


普段は中に入って、巨大なマニ車を回せるんだけど、この日は中に入れなかった。
マニ車とはチベットの人が手に持って回している、アレだ。
一回回すと教典を読んだことになるという便利なもの。
ここにはその巨大版があって、それが凄く好きだ。
しかし、何度も見た経堂がこんなになるなんて。
アルミ箔で覆ったっていうけど、安っぽい感じもしなく、とても面白い作品。
ひとしきり楽しんだあと、出口方面へと向かう。
この道の紅葉ライトアップがバッチリだった。
しっかり色付いたモミジ、照らされた光、上や奥まで続くモミジの葉、陰影がとても美しい。
このために用意されたと思う傘も雰囲気に合っていて、にくい。
桜のライトアップは良く見るけど、紅葉のライトアップもイイなと思った晩秋。

2008.12.7 鎌倉
by スミサト

Join the discussion 2 Comments

  • 日本に、帰ってきたんだなぁ…、と思わせてくれる素敵な写真、ありがとうございます。お陰様で無事に先日帰国いたしました。

    アルミ箔の経堂を見ていると、なんだかイランのマシュハドのイマームレザー聖廟という聖者の墓を思い出します。

    キリスト教、イスラム教、仏教どれも性質が相反するようだけれど、信仰心など人の心に響かせる作用は美術としてどれも完成されたものだと思えます。

  • かな子 より:

    ■道と旅人の桂くん
    おかえりなさい!
    大きな事件事故もなく、無事に帰国してきたようでよかったよかった。
    今度旅の裏話聞かせてね。(すぐそういうことを聞きたがる……)
    昨日「歳の市」という縁日があったので、ふたたび夜の長谷寺に行ってきました。
    アルミ箔に覆われた経堂はすっかり元通りになっていて、縁日のある日にしか回せないマニ車を回しておまいりしてきたよ。

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