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集合して、ワイワイガヤガヤ賑やかに過ごすのが慣例となっている年末年始。
そして年が明けると、近所の高台にある空き地に行って凧揚げをするのもまた、いつも通り。
珍しいことに今年はほぼ無風で、「今日は飛ばないと思うよ」という大人たちの言葉とは裏腹に、器用にタコ糸を操り、風をうまくキャッチして青空に泳がせる姪っ子が大変頼もしく見えた。
一年ぶりに会う子どもたちは見た目はもちろん、話すこともやることも記憶の中の姿とはがらっと変わっていて驚く。

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そういえばひとつだけ、例年と違うことがあった。
普段なら1月2日に逗子・小坪漁港の「みかん投げ」に出かけるのだが、今年は鎌倉の材木座海岸で行われる同様の行事「船おろし」に行ってみた。
安全と大漁を願って船から投げ配られるのは、みかんにお菓子、そしてお金。
みかん2~3個しかキャッチできなくても、青空をバックにはためく大漁旗と威勢よく撒かれる色とりどりの駄菓子を眺めつつ、人波に揉まれるのがなんとも楽しい。
手ぶらに近い状態でチビオトと姪っ子たちのもとに向かったところ、彼らは大きな手提げ袋いっぱいに収穫物を入れて「いやー、楽しかった」と満足げな表情を浮かべていた。
その後、家に戻ってから「はい、お年玉返し!」と渡されたのは、手に入れたばかりのお菓子とお金のセット。
話し合って、皆に分けてあげよう、ということになったらしい。
ちょっと前まで手取り足取りお世話していたのにね。

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さて、まぶしい成長を目の当たりにしてから、我が身を振り返ると……。
昨年は新刊を出すぞ!と息巻いていたのに制作が終わらず、大きな宿題を抱えての年越しとなった。
2019年の抱負は、とにもかくにも新刊出版。
あとはこれまでと同じように、仕事に励み、3人でどこかを旅して、元気に過ごしたい。

今年も旅音をよろしくお願いいたします。

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