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愛知滞在2日目。
ホテルを8時にチェックアウトして、今日も一日、飛行機三昧!と張り切って出かけたのは、この旅で4度目の訪問となるセントレア。
お目当ては空港内の展望風呂「風の湯」だ。
北海道の新千歳空港にも温泉はあるのだが、ここのウリはなんといっても湯船に浸かりながら離陸シーンが見られること。
セントレアの公式サイトに朝の8時台が出発ラッシュとあり、飛行機好きで賑わっているのかと思ったら、飛行機を目的に来ているのは私たちだけのようで、ほかの方たちは、純粋に大きなお風呂を楽しんでいるようだった。

数機が飛び立つのを見送って、飛行機グッズがたくさん揃うセントレアのオフィシャルショップ「SORA MONO」を覗き、セントレアを後にする。

名鉄空港特急「ミュースカイ」で名古屋に戻り、バスに乗り換えて次に向かったのは「あいち航空ミュージアム」。県営名古屋空港に隣接している航空博物館だ。滑走路の向こう側には、自衛隊小牧基地も見える。
セントレアと違って、普段あまり目にする機会のないフジドリームエアラインズ(FDA)の離発着と、小型飛行機やヘリコプターが駐機しているところを見られるのが魅力的。
また、展望デッキにハンモックが設置しているのもニクい。「寝転んで見物できたらいいのに」という、飛行機ラヴァーの心の声を形にしてくれてありがとう。ただし、ここに寝転ぶと飛行機がよく見えない……。

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館内にも、見るべきポイントがたくさん。
とくに、世界と日本の航空史に名を残した名機100機の、精密な模型の展示には圧倒された。あまり馴染みのない戦闘機を時系列で見られるため、なるほど、こういう変化を遂げていったのか!というのがわかって大変ためになる。
1階には戦後初の国産旅客機YS-11や、警視庁の大型ヘリコプターEH101などの機体も並んでいる。
愛知県の航空機産業の歴史と発展について学べる3Dシアターもよかった。
写真はないが、大画面スクリーンと動く座席で愛知県上空を飛んでいる気分になれる「フライングボックス」が面白くて、予想以上に迫力があって家族全員、キャーキャーはしゃいでしまった。

途中で一度抜けて、ショッピングモール「エアポートウォーク」でランチ。
もともと名古屋空港国際線ターミナルビルだった建物を再利用していて、ボーディングブリッジなどもうまく活用している。
春休みだからか、市街地から離れているのに館内は大混雑。フードコートの空席を探すのにも一苦労だった。

食後はまたミュージアムに戻って、春休みの特別企画、ドローン操縦体験にチャレンジする。
10歳以上からと聞いていたのに、「お父さんといっしょにやるなら、いいよ」というスタッフの方の計らいで、特別にチビオトも触らせてもらった。
案外上手に飛ばせていたことに、内心驚いた。

昨日の「フライト・オブ・ドリームズ」と比べて、学べる要素がたくさんの施設だと実感。時間が許せば2~3時間かけて展示解説のパネルをじっくり読みたかった。この周辺に住む小学生は、きっと社会科見学で訪れるんだろうなあ。心底うらやましい。

正味24時間というせわしない愛知滞在だったが、充実度はハンパなかった。
とはいえ、事前予約制の「MRJミュージアム」は行けなかったし、熱心な鉄道ファンでもある旅音ファミリーとしては、「リニア・鉄道館」も訪れたいところ。それに、名古屋市内をほぼ歩いていないに等しいというのは、いったいどういうことなんだ。

またいつか来るぞと心に決めて、また6時間かけて鎌倉に帰るべく、普通電車に乗り込んだ。

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