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少し前のこと。
チビオトの遊ぶ様子を撮影していたら、「カメラを使いたい」と言われた。
あいにく、いつものコンデジはほかで使用中で手元になかったため、防湿庫からあのカメラを引っ張り出してきた。

RICOH GX8は、中南米の旅で使用していたコンデジだ。
当時はハイエンド機として位置付けられ、コンパクトながらかなりいい仕事をしてくれた。
常時ワイコンを使用し、広大な中南米を撮りまくった。
ウユニ塩湖、アマゾン川、イースター島の、スケールの大きな自然。
サパティスタや、各地の民族衣装をまとった人たちのような、魅力的な人物。
入浴と就寝時以外は常にいっしょ、と言っても過言ではなかった。

旅音のその後に大きな変化をもたらした印象深いカメラだが、最近はほとんど出番がなくてしまいっぱなしに。
大切はカメラとはいえ、使わずにいるよりは多少雑な扱いであっても触ってくれたほうがいい。
ということで、チビオトにあげることにした。

まず彼が撮ったのは、大好きな電車のおもちゃ。
だが、暗い廊下での撮影だったから見事にブレまくり。
その後も興味津々でカメラを触っているので、今後出かける際にはどこかに持っていって撮影させてみようと思う。

これから始まるGX8のネクストステージも、かなり面白いことになりそうだな。
(壊れない程度にいろいろチャレンジして欲しいものだ)

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