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横須賀の海沿いをドライブすると、海の向こうに小さな島が見えてくる。
幕末から第二次世界大戦の後まで要塞の役割を担い、今は海水浴や釣りが楽しめるスポットとして知られる東京湾唯一の無人島、猿島だ。
いつか行こうと思ってからずいぶん時間が経っていたが、今冬にようやく初上陸のチャンスが巡ってきた。
が、まさかの大雪で船が欠航し、計画が頓挫。

そのときから猿島行きたい度が急上昇。
そしてやっと、今回の訪問と相成った。

京急の横須賀中央駅から歩くこと約10分、三笠公園で猿島行きの船を待つ。
遊具で遊びながら記念館「三笠」を眺めるという、この公園ならではの贅沢ロケーションを楽しみながら。

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猿島までは船で5分ほど。
今年進水したばかりの真新しい船は、50人乗りとコンパクトだが、揺れも少なく設備も新しく快適だった。
こんなに短時間の乗船にもかかわらず、トイレ完備というのにも驚いた。

上陸してから、さっそく探索開始。
海上から要塞だとバレないように山を掘ってつくられたので、両脇に伸びる壁は高く、その中を突っ切る道は上り坂と下り坂を織り交ぜ、ところどころ屈折させるなど、敵がやってきた際に先が見通せない工夫が施されている。
フランドル型と言われる貴重なレンガ積み、トンネル、洞窟、島内に生えている植物、ゴツゴツした岩場の海など、バラエティに富んだ猿島は、まもなく4歳を迎えるチビオトにも楽しめたらしい。
島はゆっくり歩いても1時間で回れるぐらいの大きさだが、結局、2時間後に出発する船で帰ることにした。

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ちょっと小腹が空き、三笠公園近くで見つけたNawlinsに立ち寄る。
ニューオリンズ料理を出すお店で、ガンボスープや七面鳥のサンドなどちょっと珍しいメニューが揃うが、今回はチビオトの大好物のフライドポテトをオーダー。
小さなバケツみたいな入れ物たっぷりというまさかのボリュームに驚くも、ほんのりスパイシーな味がおいしくて、3人であっという間にたいらげてしまった。
ショップの店員はあまり日本語を話せないようで、それがかえってプチトリップ感を増幅させてくれる。

ゴールデンウイークはどこもかしこも混雑しているから、と思って外出を渋ることが多かったが、こんなときこそ行きそうで行っていない近隣スポットを訪れる絶好のチャンスだと気づいた今回の猿島行き。
さて、今度はどこに行こうかな。

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■猿島
http://www.tryangle-web.co.jp/sarushima/index.html

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