友人のTwitterのつぶやきが気になった。
「アミーゴ、バラガン展ワタリウムでやってます。バモス!」
中南米の旅のときいちばん最初にガツンとヤラれたのが、メキシコの建築家ルイス・バラガンの建築。
そのバラガンの展示を青山のワタリウム美術館でやっているなんて、これは絶対に見逃せないぞ。
都内に出かけるタイミングがあればそれに合わせて、と思っていても、出かける先が青山方面とは離れていたり、用事が重なって自由時間が取れなさそうだったり、なかなかタイミングがやってこなかった。
それが、ようやく昨日、念願かなってワタリウム美術館に足を運ぶことができた。
ワタリウムに到着してから気がついたのだけど、どんな展示内容なのか、まったく下調べもなしに来てしまった。
まあ、バラガン×ワタリウム×センスある友人のつぶやき、という3つが揃っているから、きっと面白い展示であることは間違いないだろう。
ちなみにこの展示のテーマは「ルイス・バラガン邸をたずねる」というもの。
チケットを購入して2階へ上がると、そのタイトルの意味がすぐにわかった。
メキシコシティにあるバラガン邸で見かけた調度品が置かれ、家の中が再現されていたのだ。
座っている場所から部屋のさまざまな方向を見ることができるまんまるのミラーボール、十字架をモチーフにした窓枠、台形型をした大きなブックラック。
自邸を見た者にとっては、「ああ、これこれ!」と思わずにやりとしてしまう逸品が並べられている。
極めつけは、ダイニングから庭を見たときの風景までも再現しているところ。
よくぞここまでやってくれました、と素直に思う。
ほかにはル・コルビュジエがバラガンのためにしたためた短い手紙や地図、バラガンがいたずら書きのようにして残した自画像など、本や自邸を見ただけではわからない大切な資料が展示されているのもよかった。
3階はバラガンと深い交流があり、建築の助言を求めるほど慕っていた画家チューチョ・レイエスの作品をメインに展示し、あとはバラガン建築を映像で見せている。
こちらは、2階に比べるとちょっとまとまり過ぎていたかな、という感じで、少々物足りない気がした。
4階はMUSIC ROOMと寝室を再現したもの。
2階ほどのインパクトはないけれども、雰囲気はかなり近いものがあった。
全体的を通しての印象は、解説が非常に少なく、バラガンのことをあまり詳しく知らずにやってくると「?」と思ってしまいそうである。
しかし、毎日17時からバラガンデザインのオリジナル家具を囲んで、メキシコのお茶を飲みながら展示会の解説を聞ける、という催しがあり、うれしいことに無料で参加できるので(定員10名)、これに合わせて訪れるとより理解が深まって楽しめるかもしれない。
また、メキシコでバラガン邸を訪れた人であれば本家と見比べてみるというのも面白いだろうし、行った当時のことを回想する手助けもしてくれそうなので、ぜひ東京のバラガン邸を訪れてみて欲しい。
ここには確かに、メキシコで感じた空気が流れている。
現在のメキシコの自邸がどうなっているのかも気になるところ。
もしかしてせっかくメキシコまでやってきたというのに、日本に調度品の一部が持ち出されているなんて! ということになっていたり?
以下、旅音の見たバラガン、の一部。
>> Twitterでつぶやく
>> ワタリウムで詳細を見る
>> 旅音のレポート Chapter 01 Luis Barragan
>> 旅音のメキシコ写真
さて、11月6日からの旅音の展示ですが、前回のBlogでご紹介したレンタサイクル以外にも、black coffeeのBlogで紹介されていたバスというのも便利だと思うので、こちらにも記載しておきます。
例)茅ヶ崎駅下車
→ 徒歩でart & craft black coffeeへ(迷わずに着けば11分ほど)
→ 辻13 辻堂駅南口行(平和町・浜竹経由)のバスに乗り「兵金山」下車(ひょうきんやまと読みます)
→ 所要約4分でLAMA coffee / LAMA spaceに到着
これだと、行きは茅ヶ崎駅下車で、帰りは辻堂駅から帰路へ、ということも可能です。もちろん逆もあり。
レンタ号(レンタサイクル)の数には限りがあるので、自転車を検討している人も念のためにバスでの行き方をメモしておくと、いざというときに役立つかも。
なじみのない土地で自転車やバスで回るのってわくわくするので、できるだけのんびりスケジュールでさまざまな発見を楽しんでくだされば幸いです。
2009.10.16 外苑前
先日はお世話になりました!
久しぶりにお会いできて楽しかった&閑散とした(笑)鎌倉も堪能できました。
東京滞在中はギャラリー行ったり写真展行ったり。
やっぱりいろんなイベントやってますねえ、東京。
お二人の展示会には残念ながら行けませんが、
またそのうち遊びに行かせてください!
それより先にできれば朝晩すでに氷点下の北国にもゼヒ!!
■seikoちゃん
こちらこそ、ステキなお土産をたっぷりいただいてありがとう。
まさか台風とともに上京することになるとは、ね(笑)。
北海道にもぜひ遊びに行きたいな。そのときはよろしく!