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家からほど近い大町の八雲神社。
同じ町内ということもあり、ここ数年は初詣や厄払いでいつも訪れている。
今年の初詣のとき、掲示板に「六日 みかん授与」の文字があったのを思い出し、気になって行ってみることにした。


毎年タイミングが合わなくて来ることができなかった1月6日の行事はみかん授与がメインではなく、
神事を執り行い、神楽を舞って新しい年の豊作や大漁を祈り、その一環としてみかんを配るというものだった。
15時頃に到着すると、見物客の姿がちらほら。
その数はさほど多くないが、カメラ持参でスタンバイしている人の占める割合が大きい。
まもなく神主さんたちが本堂へ向かい、神事が執り行われる。
2種類の太鼓と笛の音は心地よかったのだけれど、一眼レフで撮影している人のシャッター音が少し耳に障る。
コンデジならシャッター音が小さいから、静かな場所で撮影するのにももってこいだ。

神主さんが祈りを捧げた後、境内で沸かしているお湯を笹の葉でかき混ぜ、それを見物客目がけて振りまいていく。
煮えたぎったお湯をかけるなんて、と突然のことに驚いたけれど、外気に冷やされたせいかさほど熱くはなかった。
が、近くにいた人は「熱い」と言っていたから、たまたまだったのかもしれない。
その後、笹の葉で頭をバシバシと叩いてもらった。
これにどういう意味があるのかはわからないが、なんとなくありがたい感じがする。
そういえばラダックでは教典で頭を叩いてもらったことがあったが、それに近いのかな。

そして神主さんが天狗の仮面を付けて舞い、みかんやお菓子を投げてくる。
赤い仮面の天狗と黒い仮面の天狗がいるが、黒いほうはお調子者の役なのか、
みかんを投げるふりをして袖にしまってみたり、見物客にちょっかいを出したりしている。
その度にギャラリーからは笑いが起きて、和やかな雰囲気に包まれる。
お菓子やみかんが皆に行き渡るようにと、隣の人が「こっちに来れば? 私はもうもらったから」と言って
取りやすいスペースを空けてくれる。
その甲斐あってか、お菓子ふたつとみかんひとつを手に入れられた。


みかんと言えば、今年も2日に行われた小坪漁港のみかん投げにも行ってきた。
こちらは今年も大賑わい。
振る舞いっぷりもすごくて、気がつけば持ってきた袋がみかんでいっぱいになっていた。

この日は気持ちよく晴れ渡ってたので、夕方になってから漁港の上にある大崎公園で夕焼けを見た。
最近よく行っていた高台とはロケーションも角度も異なるので、富士山の見え方が新鮮。
日が沈むとぐっと寒くなったが、夕日の美しさの余韻に浸りたくてしばらくベンチに座って見続けていた。

2010.1.6 鎌倉

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Join the discussion 2 Comments

  • ヤスコ より:

    ふーじーさーん
    キレイだね〜
    今年は初詣もまだ行ってないよー
    天狗を見て高千穂の神楽を思い出しました。
    こちらはR指定な感じでオモロかったですヨ。

  • スミサト より:

    ■ヤスコさん
    富士山は色々な所から見られるから面白い。
    今まで行ったことのないビュースポットとかも探してみたい。
    高千穂の神楽はどんな感じなんだろう、今度話聞かせてねー。

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