我が家の庭にある一本の柿の木。
ずいぶん前に植えられたらしい老木なのだが、今年はいったい何が起こったのか!?と思ってしまうほどの大豊作だった。
きちんと数えたわけではないが、優に600個は収穫したと思う。
そして、まだ食べごろの実がいくつも成っている……。
そのまま放置しておくと地面に落っこちて腐敗臭がしてくるし、カラスが大勢で押しかけてギャーギャー賑やかに食い散らかしていくため、おいしそうな色になってきたらいざ収穫、である。
ところがあまりにも多すぎて、連日早起きして作業をしても追いつかない。
ここで助っ人登場。
チビオト5歳、ハサミさばきはお手のもの。
高枝切りバサミでちょっと長めにカットした枝を渡すと、園芸バサミでパチンパチンと実を切り離してくれる。
おかげで作業効率が大いにアップした。
肝心の柿の味はというと、甘くておいしいと評判だ。
それなのにチビオトは「ボクはいいよ」と言って口をつけようとしない。
収穫の喜びは存分に味わったようなのでまあいいかと思いつつ、オリーブオイルと塩コショウ、レモンで和え、サラダのようにして大人だけがせっせと食べている。
あまーいにんじんみたいで、かなりイケるんだけどな。