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フリーマーケットやバザーのお知らせを見つけたらカレンダーに予定を追加、と。
最近の習慣になりつつある、これら開催情報のチェック。
差し迫って買うべきものはなくてもただ冷やかすのが楽しいから、規模の大小を問わず、近くでやるときは積極的に出かけるようにしている。
何が楽しいって、あの雑多な品揃えの中から思わぬお宝に出くわすワクワク感、そしてなにより安く手に入れられるお得感。
子ども服のような使用できる期間が短いものにはうってつけなので、チビオトが生まれてからはとくに足を運ぶ機会が増えた。
ここ最近欠かさず行っているのは、月に一度、鎌倉市役所前広場で開催されている「くるくる」。
魅力はなんといっても、並べられているものすべてが“タダ”ということ!


鎌倉で持続可能な地域作りを目指す人たちが集まって活動するNPOかまわによる、日用雑貨の物々交換の場、それが「くるくる」。
もう使わなくなったけれどもなんとなく捨てられない、そんなタンスの肥やしを持ち寄って、代わりに自分が必要としているものを持ち帰る。
地域内で物をくるくると循環させようという、シンプルかつありがたい取り組みだ。
ただし、なんでもかんでも不用品を持ち込んでいいというわけではなく、あくまでも誰かがもらって喜びそうなもの、という前提でのセレクトを利用者に委ねている。
そんな最低限のルールさえ守れば、どんなものでもウエルカム。
そしてタダという響きに引き寄せられて老若男女問わずたくさんの人が集まるので、普段の暮らしでは交わることのない世代の方と、ものを通じて交流することもある。
泣く泣く手放すことにした思い入れのある商品には、小さな手紙の役割を果たすエピソードタグをつけてアピールできるし、単にもののやりとりだけで終わらないのも「くるくる」のいいところ。

願えば叶うをしみじみ感じた我が「くるくる」体験は、1月の開催時に前々から欲しいと思っていたカメラバッグを手に入れたこと。
なんと、ほぼ新品同様!
「新しいカメラを買ったらサイズが合わなくなって。ほとんど使わなかったんだよね」とは手放した方の弁。
リサイクルショップに引き取ってもらえばいくばくかでもお金に変わるというのに、こうしてここに持ってきた心意気が「くるくる」の魅力を物語っているようだ。
新たに使うことになったもらい手の我々はもちろんハッピー。
大いにはしゃぐこちらの様子を見て、出品した方も目を細めていた。
ちなみに今回いただいてきたのは細々したものが多いけれど、どれも「あ、欲しかったんだ」というものばかり。これでクッキーを焼くときにコップのふちで代用せずに済むし、チビオトが熱を出したらすぐに体温を測れる。
スタジオエムのマリーナマグは廃盤になってしまったらしいから、なかなかの掘り出し物でうれしい。
いいものがたくさん手元にやってきて心がほんわかするというその感じが、実はいちばんのお宝なのかも、と後からふと思った。

さて、次回の「くるくる」は3月19日(土)の10時から。
今度はどんなお宝と、どういった風に出会えるのだろうか。
2011.2.19

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Join the discussion 2 Comments

  • マリタビ2006 より:

    こんなんあるんですねー!
    おもしろい。
    そして、みんながハッピー☆
    でも、土曜日なのが残念です…

  • かな子 より:

    ■マリタビ2006さん
    鎌人いち場でも出店してるのよ。
    それなら開催時間も長いし、曜日的にも都合がいいんじゃないかな?
    ぜひ持ち寄り&持ち帰りでハッピーになろう!

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