展示する写真を選んでいるとき、そしてSNSへの投稿時にも、インドで撮影したすべての写真を見返したのですが、そのたびに「ここは本当によかったな」など、当時の気持ちがぶわーっとよみがえりました。
どの街も良い意味でクレイジーで、最高に美しくて、驚きと魅力に満ち溢れ……。
「また行きたい」という思いを強く感じた日々でした。
新型コロナウイルスが収束する気配が未だ見えず、渡印が実現するまでまだまだ時間がかかりそうですが、そのときには息子といっしょにインドのスゴさを体感してきたいと思っています。
本来なら、ご来場の方々とお話する絶好のチャンスのため、在廊したいところでしたが……。
展示期間中、距離を確保してご覧いただくようにお願いしていたという事情もあり、会場で皆さまをお迎えすることができなかったのを大変申し訳なく思っております。
もし会場に足をお運びいただけなかった方は、あーすぷらざの特設サイトで8月31日まで写真をご覧いただけますので、こちらをどうぞ。
また、会場の様子がわかる動画も制作していただいたので、そちらも併せてお楽しみください。
ついでに告白すると、旅音のふたりによるギャラリートークの動画も公開されています。
恥ずかしくて、告知できないまま今日まで時間が経ってしまいました……(笑)。
ところで、本のタイトルが『インドホリック インド一周142日間』となっているのに、SNSで143日まで投稿が続いたことに疑問を感じた方もいらっしゃるかもしれません。
実は、写真展の準備をしている最中に「あれ、本当は143日間とすべきだったのでは?」と気がついたのですが、142泊だから142日間としたのか、ただ単に勘違いしていただけなのか、結局のところわからなかったというオチが……。
ついでに言うと、インドからの帰国時、タイのどこかの島に寄って1週間ぐらいのんびり骨休めしてから日本に戻るつもりだったのに、パスポートの残存期間が足りないことを空港のカウンターで指摘され、そのまま日本にすごすごと帰ってきたという残念なエピソードもあります(笑)。
帰りの航空券を既に持っていることなどを伝えて交渉したけれど、残念ながらインドでお馴染みの「No problem」とは言ってくれませんでした。。。
ほかにも愉快なネタが豊富で、語り尽くすことのできないインドの旅。
インドに限らず、世界のこれまで旅してきた場所にについても、またいつの日か皆さまにお伝えできる日が訪れますように。
最後に。
カメラの充電が切れてしまい、ようやくたどり着いた目的地なのに数枚しか撮ることができなかった小カッチ湿原の写真で締めたいと思います。
360度地平線が広がり、空と大地だけになる静寂に包まれた場所――。
次は予備のバッテリーをしっかり持っていきます。