献血はもうできない。
そう思っていた。

高校生の頃は、献血車を見つけると「あ、やろ」というぐらい、頻繁にしていた献血。
大学生になって、初めての海外旅行でイギリスに行った。
それ以降、「1980年から1996年の間にイギリスに1日以上滞在された方からの献血はご遠慮いただきます」ということで献血ができなくなってしまった。

のちに、31日以上滞在した人が対象と規制が緩和されたことを受け、よし、献血できるぞ、と思ったのだが……。
インドの旅から戻り、しばらくしてから献血に行ったところ、「帰国から3年以上経たないと……」との返答が。
息子が生まれてからも、なんだかんだと年に一度のペースで旅に行っていたため、献血前の問診できっとはねられるだろうなと思い、足が遠のいていた。
(しかも旅先にマラリア流行地の農村部や森林地帯が含まれていたため、帰国後1年間は献血不可だった)

コロナ禍で献血量不足のニュースを目にしたときに、「あっ」と思った。
昨年のタイ、ラオスの旅からもう1年以上経過しているなあ、と。
さっそく最寄りの献血ルームに予約を入れ、400mlの献血をしてきた。

献血ルームでは体調のほかに、渡航歴も質問される。
とくに、中南米に流行地があるシャーガス病の安全対策のため、この地域を1年近く旅したと申告すると、丹念に聞き取りされた。
滞在から6カ月以上経過していれば大丈夫なようだが、今後の献血の際にも確認されるらしい。
渡航歴の調査に時間がかかったこともあり、献血自体は15分程度で終わったものの、センター到着からすべて終えて帰るまでには1時間半以上を要した。

帰るとき、レトルトのカレーやドーナツのほか、献血10回目の記念品もいただいた。
時期によってはBluetoothのスピーカーやイヤホンがもらえるというから、かなりすごい。
このあたりは各献血ルームのサイトに掲載されているので要チェックだ。

旅に出かけてばかりでこれじゃ一生献血ができないかも、なんて思っていたが、海外に行けない今だからこそ気兼ねなく献血ができることに気づいた、という話。
よかったら、予約をした上で、ぜひ。

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