逗子にある「まんだら堂やぐら群」が臨時公開中ということで、鎌倉切通のひとつ、名越切通を通って行ってみることに。
平成12年度に閉鎖されて以降、逗子市が発掘調査などを行い、毎年この時期に一般に公開されているようだ。
子どもの頃はとくに観光スポットというわけでもないので何とも思わなかったが、いつからかあじさいで有名な場所、というイメージになっていた。
その存在すらすっかり忘れていたところに、チベットに初めて行った後だったろうか、近所に「まんだら堂」ってあったよな、それにしてもすごい名前だな、なんてふと思い出したことがあった。
そのときにはまんだら堂にあったお寺の住職も亡くなっていて、母から「住職が宇宙の話をしてくれた」なんてことを聞かされ、ずいぶん悔しい思いをした。
今回、まんだら堂を訪れる前日にたまたま実家で住職の写真を見たら、長く白いヒゲを生やしてその佇まいたるや仙人のようだった。
名越切通を通るのは半年ぶりぐらい。
当時妻は妊娠中で体力づくりのために近所をあちこち散歩していたが、この山道を大きくなったおなかを抱えて通るのは危険ということで、それ以降は足が遠のいていた。
今回はチビオトを抱えての山道歩き。
これまたちょっと無茶だったかもしれないが、チビオトは山の中を楽しんでくれたように思える。
しばらくして辿り着いたまんだら堂、どんな感じの場所か完全に忘れていたし、写真などを見ないで訪れたこともあってか、予想をはるかに上回る素晴らしい光景に圧倒された。
大きな岩を削ってできたやぐらがたくさんあり、規模こそ違えどインドで見たアジャンター遺跡やエローラ遺跡のよう。
身近なところにこんな素敵な場所があったなんて、常時見れらないのがもったいないぐらい。
ちょうど銀杏も色づき始めていて紅葉も楽しめたし、ちょっとした山歩きで気分爽快、リフレッシュして大満足。
まんだら堂からの帰り道、同級生と会って話していたら「まんだら堂に遊びにいくと「帰れ~!」って追い返されたよね」なんて話になった。
そうか、小学生の頃には遊び場としていたんだったかな。
臨時公開、残すは3日。
日時:11月20、21、23、27、28日 午前10時~午後4時 (雨天中止) 入場無料
おひさです。
日本とは思えない不思議な雰囲気。
マイナスイオンもいっぱいだね。
ちびおと、大きくなったぁ!!
上目遣いもめんこいわ☆
■まつき
そうそう、こんな身近なところで旅感を味わえるところがあったんだよね。
年に一度の公開だから、また来年も行ってみようかな。
チビオト、だいぶ成長したよ。
かわいさが増す反面、大変なこともかなり増えた(笑)。