一年ほど前、国旗に大ハマリしたチビオト。
国旗の本を読み耽り、ほとんどの国を言い当てられるまでになったのだが、ブームが落ち着いた途端に結構忘れてしまい、ああ所詮は一時の好奇心による奇跡だったか、とちょっぴり残念に思っていた。
が、先日たまたま立ち寄った100円ショップのセリアで国旗かるたを見つけ、試しに買って帰ったところ、まさかの国旗ブーム再燃!
読み上げたカードに合う札を取るというゲーム性と、かろうじて記憶の片隅に残っていた知識が、遊び魂に火を点けたのだろうか。
国旗名を読み出すと同時に「ハイッ!」と素早く手を伸ばし、大人顔負けのスピードで奪取する。
そこでこちらもうっかり本気を出してしまい、連続して札を取ってニヤニヤしていると、「勝ちたいよう……」と涙目で訴えられる。
それにしてもこのかるた、100円にしてはよくできていて、札には国旗のみならず首都名・面積、裏面にはその国の簡単な解説が書いてある。
大人にとってもいい勉強になるというので、この夏はしょっちゅうかるた大会が開催された。
学研からも「世界の国旗かるた」というものが出ていて、書店の絵本コーナーでたびたび見かけるが、こちらは税抜価格1,000円。
興味を持つとは思うんだけど、万が一見向きもしてくれなかったときの親のダメージを考えると、10分の1の価格で同じような内容のものが買えるというのは非常にありがたい。
ついでにもうひとつ。
大人も負けじと国旗の勉強をしようと意気込み、図書館で見つけた『世界がよくわかる国旗図鑑』が今夏、大ヒット。
国旗の意味はもちろん、赤・緑・白(プラス黒)を使うのがアラブの基本カラーだとか、表と裏でデザインが異なる国だとか、知っているとちょっとうれしいストーリーが満載なのだ。
2003年に発売されたものなので改訂版があれば即購入、と思って探したが、残念ながら続編は出ていない模様。
ならば何かほかの国旗本でいいのがないかな、と夜な夜な探す私たちも、見事に国旗にハマってしまっている。